THF から DMF に変換するために Waters Styragel カラムで溶媒切り替え手順を実行する方法 - WKB197282
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目的または目標
テトラヒドロフラン (THF) を充塡した Styragel カラムをジメチルホルムアミド (DMF) に変換する。
環境
- ゲル浸透クロマトグラフィー (GPC)
- Styragelカラム
- 溶媒切り替え
手順
- カラムオーブンを 50 ℃ に設定します。DMF 溶媒を導入する前に、低流量で THF を送液し、カラムが THF で満たされている状態でこの温度に達するまで待ちます。(2 時間後、カラムオーブンを 55 oC に増やし、DMF への溶媒切り替えを開始します。さらに 2 時間後、カラムオーブンを 60 oC に増やします(100% DMF に切り替えたら、ステップ 4 を参照)。)
- 7.8 × 300 mm カラムの場合は、この手順全体を通してポンプ流量を 0.1 mL/分に設定します。6.0 × 150 mm カラムの場合、この手順全体を通して 0.06 mL/分を使用します。4.6 × 300 mm カラムの場合、この手順全体を通して 0.03 mL/分を使用します。
- グラジエントを実行している場合は、4 時間以上で 95:5 THF/DMF から 100% DMF に変わるようにプログラムします。
- アイソクラティックモードで実行している場合は、95:5 THF/DMF から 100% DMF まで 5% ステップで THF:DMF 溶液を別々に調製し、DMF 強度を 4 時間以上増加します。
- カラムごとに、100% DMF で 6 時間フラッシュ洗浄します。
- カラムバンクに 2 つのカラムがある場合、合計 12 時間フラッシュ洗浄します。
- これは、各カラムのカラム容量の 10 倍に相当します。
- この溶媒切り替えは、カラムの寿命の間に一度だけ実行することができます。
追加情報
従来の GPC カラムでは、カラムが古く、以前に長時間使用されている場合、および/またはカラムが複数の溶媒の切り替えにさらされている場合、カラムが損傷するリスクが増加します。
GPC カラム - 溶媒の切り替えを実行しない場合の一般的な操作手順:
- 例えば、7.8 x 300 mm カラムの場合は、常に 5 分間で 0.1 mL/分から約 1 mL/分に増やします。
- 流量を減らす場合も同様に行います。
- Styragel カラムで GPC 分離を実施する際の典型的な操作流量:
- 7.8 × 300 mm カラム - 1.0 mL/分
- 6.0 × 150 mm カラム - 0.6 mL/分
- 4.6 × 300 mm カラム - 0.3 mL/分
- カラムを使用していないがシステムに取り付けたままの場合、流量を常に 0.1 mL/分以上にしてください。ポンプの電源を切らないでください。
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