GlycoWorks RapiFluor-MS プロトコルの変性ステップ中に糖タンパク質が沈殿する可能性のある原因は何ですか? - WKB238648
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環境
- 糖タンパク質
- GlycoWorks RapiFluor-MS
- 変性
- ジスルフィド結合
- トリス(2-カルボキシエチル)ホスフィン塩酸塩 (TCEP HCL)
- 還元剤
回答
糖タンパク質に多数のジスルフィド結合があり、RapiGest SF のみの存在においてタンパク質の変性が妨げられている可能性があります。
追加情報
タンパク質を沈殿させることなく変性ステップを完了できるように、一部のタンパク質のジスルフィド結合を切断するために、TCEP(還元剤)の添加が必要になる場合があります。希釈したサンプル中の TCEP の最終濃度(変性が発生する前)は 4 mM である必要があります。
追加情報については、以下のドキュメントにある「Deglycosylation method development/troubleshooting」(糖鎖切り出し分析法の開発/トラブルシューティング)セクションを参照してください。
GlycoWorks RapiFluor-MS N-Glycan Kit - 24 Samples Care and Use Manual(『GlycoWorks RapiFluor-MS N-Glycan キット - 24 サンプル維持管理マニュアル』)(7 ページ)
GlycoWorks RapiFluor-MS N-Glycan Kit – 96 Sample - Care and Use Manual(『GlycoWorks RapiFluor-MS N-Glycan キット – 96 サンプル - 維持管理マニュアル』)(7 ページ)
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id238648, グリカン