Empower 3.8.0 または 3.8.0.1 の W410 モードで Waters 2414 RI 検出器を使用できますか？ - WKB269863

環境

• Empower 3.8.0
• Empower 3.8.0.1
• W410 モードで使用する 2414 示差屈折率検出器

回答

Empower 3.8.0 および 3.8.0.1 の不具合 (CRI-6331) の結果として、Waters 2414 示差屈折率検出器を W410 モードで実行すると、「Instrument Failure」（装置フェイル）メッセージが表示されます。

Alliance 2414 SQT プロジェクトがエミュレーション W410 モードで 2414 を使用するように設定されているため、SQT をこれらのバージョンの Empower で使用することはできません。

この不具合 (CRI-6331) は Empower 3.8.0.2 および Empower 3.8.1 で解決されています

追加情報

Empower 3.8.0.2 Release Notes（『Empower 3.8.0.2 リリースノート』）から：

以前は、以下のシステム構成を使用する場合、Empower 3.8.0 および Empower 3.8.0.1 ソフトウェアバージョンで、
取り込みを妨げる装置フェイルが報告されました。

• W410 エミュレーションモードで実行中の Alliance 2695 システムに接続された
Waters 2414 示差屈折率 (RI) 検出器

注：
• 2414 検出器がネイティブ 2414 モードで実行されている場合、この問題はシステムに影響しませんでした。

• Alliance 2414 SQT（システム適格性評価ツール）プロジェクトが W410 のエミュレーションモードで 2414 検出器を使用するように設定されていたため、
結果として、SQT バージョンは
Empower 3.8.0 および Empower 3.8.0.1 で使用できませんでした。

•装置コントロールフレームワーク (ICF) サポートレイヤーなしで動作する
Agilent 6890 GC システム

• Alliance 2695 が設置されている Waters システム
（システムに他の装置が設置されていない）

注：外部装置コントロールソフトウェア (ICS) を使用するモジュールが含まれているシステム
ドライバーは影響を受けませんでした。ただし、ICS と組み込みドライバーの組み合わせを使用する
Alliance HPLC 装置は例外です。

Empower 3.8.0.2 または Empower 3.8.1 ソフトウェアにアップグレードすると、この問題は解決されます。