Empower で古い検量線を再利用する方法 - WKB274031
目的または目標
古い検量線を再使用してサンプルを定量します。(標準試料の検量線作成が行われるたびに、Empower は生成された検量線に検量線 ID を割り当てます。
現在の検量線以外の検量線を使用する場合は、検量線 ID 番号を使用して古い検量線を選択する必要があります。)
環境
- Empower
手順
1. この例では、現在のキャリブレーションは ID 6240 で、古いキャリブレーションは ID 6213 です。まず[比較]画面を使用して、それらの違いを確認します。
2. キャリブレーション ID 6240 が反転表示されている[比較]画面で、[個々のポイント]タブをクリックします。
3. 3 つのレベルの X 値はそれぞれ 0.02、0.05、0.1 です。
4. 古いキャリブレーション ID 6213 の X 値は、純度係数が適用されたためわずかに低いです。目的は、純度係数が適用されたこの古い検量線を使用することです。
5. [レビュー]に[結果セット]または[結果]を持ち込み、[検量線]ツールをクリックします。
6.[検量線]画面で、[オプション] > [検量線の選択]に移動します。
7. 使用する検量線(この場合はキャリブレーション ID 6213)を選択し、[OK]をクリックします。
8. 選択したキャリブレーションが最新ではないという警告メッセージが表示されたら、[OK]をクリックします。
9. 検量線は解析メソッドに関連付けられているため、[ファイル]メニューから[名前を付けて保存] > [解析メソッド]を選択して、メソッドに別の名前を付けます。
10. [Clear Curves](検量線を消去)または[Copy Curves](検量線をコピー)が表示されます。Copy Curves(検量線のコピー)を選択します。
11. 解析メソッドの新しい名前を指定し、[保存]をクリックします。
12.[レビュー]を終了し、古い検量線を使用してサンプルセットを解析します。[プロジェクト参照]の[サンプルセット]タブに移動し、サンプルセットを右クリックして[解析]を選択します。
13. [バックグラウンド解析とレポート]ダイアログボックスで、別の名前の解析メソッドを選択し、[方法]ドロップダウンメニューから[定量のみ]を選択します。次に[OK]をクリックします。
14. [結果セット]タブに移動し、新しい結果セットを右クリックして[レビュー]を選択します。
15. [検量線]ツールをクリックします。
16. 例に示すように、ウラシルの X 値は古い検量線からのものです。
17. サンプルの結果を比較する場合、古い検量線を使用すると、ウラシルの濃度の計算値が異なります。
追加情報
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