Empower WDM バックアップは、生データのバックアップ場所にある冗長性プロジェクトをチェックしません。生データのバックアップ場所は、指定した容量を超えることがあります。 - WKB68332
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症状
- Waters Database Manager (WDM) バックアッププロセスでは、生データのバックアップ場所にある冗長性プロジェクトフォルダーがチェックされない。
- Empower[システム管理]を使用して削除されたプロジェクトは、依然としてバックアップ場所にある。
- WDM バックアップの RMAN アクティビティにより、Oracle テーブルのみの 1:1 バックアップであるバックアップセットが作成される。
- バックアップ場所のサイズが増加し、指定された容量を超える場合がある。
環境
- Empower 3 SR3 以降
- WDM のみ
- 古いスクリプトやバックアッププロトコルを使用している場合は影響を受けない
原因
以前は、古いスクリプトが実行されるたびに、古いスクリプトによってバックアップ場所が削除され、バックアップフォルダー構造が作成/再作成されました。
この機能は WDM のバックアップ操作では省略されました。WDM バックアップ機能はデータベースに問い合わせて、実行中のプロジェクトのリストを決定します。次に、各プロジェクトの robo-copy ジョブが作成されます。その結果、稼働中のシステムで詳細に説明されているプロジェクトのみが作成または更新されます。
稼働中のシステムにない生データバックアップ内の項目や冗長性プロジェクトはチェックされません。
解決策
- 古いスクリプトを定期的に実行して、1:1 の生データバックアップを強制的に作成します。
- 生データのバックアップ場所を適切にバックアップすることを推奨します。
- バックアップジョブの完了後に別のネットワーク場所にコピーすると、現在のバックアップを維持したままでバックアップを削除できます。
- 生データのバックアップをバックアップ場所から移動させると、WDM バックアップの実行時に、稼働中のシステムの生データの 1:1 コピーが作成されます。
追加情報
重要 - 生データバックアップの完全性は影響を受けず、バックアップからデータが失われることもありません。ただし、アーカイブされた生データは生データバックアップ場所に残ります。
CRI-609 が作成され、投稿されます - Empower から削除されたプロジェクトについては、適切なトレーニングを受けた管理者が、バックアップ場所から生データを手動で削除できます。
独自のバックアップソリューションを利用するお客様は、バックアップドライブ上の「externaltables」フォルダーもバックアップする必要があります。
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