G1888A ヘッドスペースを搭載した Agilent 6850/6890/7890 GC で Empower を使用するとき、ステータスに「Waiting for Prep Run」（プレランを待機中）が表示される - WKB74043

症状

• G1888 ヘッドスペースを搭載した Agilent GC で、ガスセーバーが有効になっている装置メソッドを実行するとき、ステータスに「Waiting for Prep Run」（プレランを待機中）が表示されるまま。
• GC の前面パネル上の［Prep Run］（プレラン）ボタンを手動で押すと、サンプルセットが続行される。
• これは、事前設定ユーティリティで（GC の［Configuration］（コンフィグレーション）タブの下の）［Prep Run on Manual Request］（手動リクエストによるプレラン）が選択されているかにかかわらず、発生する。

環境

• Agilent G1888 ヘッドスペースを搭載した Agilent 6850 GC、Agilent 6890 GC または Agilent 7890 GC
• Empower 3
• Agilent Instrument Control Framework 3.0 以降

原因

Agilent G1888 では、［Prep Run on Manual Request］（手動リクエストによるプレラン）が機能しません。G1888 はプレシグナルを提供しません。

解決策

• GC の前面パネルで［Auto Prep］（自動プレ）を［ON］にします。
• ［Gas Saver Mode］（ガス節約モード）、［Splitless Injection］（スプリットレス注入）、［Pulsed Split/Splitless Injection］（パルススプリット/スプリットレス注入）、または［Solvent Vent Injection］（溶媒ベント注入）を使用する装置メソッドで実行したい場合は、［Auto Prep］（自動プレ）オプションを［ON］（オン）に設定します。これは、ALS を除くすべてのサンプラーで有効にする必要があり、既定値は、ALS を除くすべてのサンプラーで有効になることです。

追加情報

CRI-946 がこの不具合に対して作成されました

PCS 44338 「ネイティブ」ドライバーにも同様の問題があります。

スプリット注入テクニックに関する記事 WKB62833 を参照してください。

スプリットレス注入テクニックに関する記事 WKB62831 を参照してください。

PTV 注入テクニックに関する記事 WKB62933 を参照してください。

ヘッドスペースのサンプル前処理に関する記事 WKB97285 を参照してください。