Empower と Agilent は同じ方法でノイズを計算しますか? - WKB99451
環境
- Empower 3 SR3
- Empower 3 FR5
回答
検出器ノイズは手動で計算され、そのネイティブ計算式を使用して Empower の結果と比較されます(TECN1852433 を参照)。
Excel の直線回帰の計算式を使用して、残差標準偏差 y (se(y)) を計算すると、この計算式は、Empower で[検出器ノイズ]を使用した場合と同じ値を返します。
Agilent がノイズを表す方法の 1 つとして、直線回帰の標準偏差を取って、6 を乗算することにより、この計算式を使用しています。直線回帰の SD が検出器ノイズと同等であると判断するため、Agilent のノイズと同等のものを計算するために、検出器ノイズ * 6 を取ってカスタムフィールドを作成します。
追加情報
PCS#45410 で記載されているように、検出器ノイズまたは検出器ドリフトを計算するとき、使用するデータポイントには[開始時間]からの開始が含まれますが、Empower の解析メソッドの[ノイズおよびドリフト]タブで特定された[終了時間]の 1 つ前のデータポイントのみまでです。例えば、開始時間が 4 分で終了時間が 8 分の場合、検出器ノイズまたは検出器ドリフトの計算では、4 分から 8 分前の 1 ポイントまでのデータポイントを使用します。また、生データのエクスポートには、計算を正確に比較できるように、Empower からの最大 14 の精度を含める必要があります。
参考文献:
TECN1852433(以前は TN0000127)検出器ノイズおよびドリフト https://www.waters.com/waters/support.htm?lid=1852433&cid=511442&type=TECN
Agilent ノイズ計算の抜粋(リファレンスドキュメント a10424.doc)https://www.agilent.com/cs/library/Support/Documents/a10424.pdf
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