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Empower GPC データの軸分散 - Tip 214

Article number: 191605To English version

目的または目標

Get Empowered:GPC データの操作

ヒント #214:Empower GPC データの軸分散

今回のヒントでは、GPC データの軸分散について紹介します。

軸分散は、分析システムによって引き起こされる GPC ピークの広がりです。これのほとんどは、20 ミクロンなどの大きな粒子が含まれているカラムを使用する場合に発生します。これにより、ブロードピークの分子量モーメントと分子量分布曲線が変化します。単分散ポリマーの標準試料を使用して、システムのバンドの広がりを計算します。システムのバンドの広がり値が算出されたら、[解析メソッド]で軸分散を使用できます。これにより、ブロードピークの真の分子量モーメントおよび分子量分布曲線の推定が得られます。

環境

  • Empower

手順

  1. 単分散標準試料を[レビュー]に持ち込み、相対較正曲線に使用される解析メソッドを開きます。

    Figure_1.png
  2. クロマトグラムを波形解析します。

    Figure_2.png
  3. [解析]メニューから、[標準を定量計算]を選択します。

    Figure_3.png
  4. 平均システムシグマを計算します(これは簡単なカスタムフィールドで実行できます)。

    Figure_4.png
  5. [軸分散]タブで解析メソッドを変更して、軸分散補正を含め、ステップ 4 の値を[シグマ (mL)]フィールドに入力します。

    Figure_5.png
  6. 解析メソッドへのすべての変更を保存し、通常の方法でサンプルセットを解析します。

    Figure_6.png
  7. 結果は軸分散補正の使用を反映するようになりました。

    Figure_7.png
  8. 簡単なレポートテーブルには、軸分散補正付きと軸分散補正なしの結果が表示されます。

    Figure_8.png

追加情報

今回のヒントについては、[プロフェッショナル]または[クイックスタート]インターフェースを使用できます。

Empower オンラインヘルプには、軸分散のトピックに関する追加情報が含まれています。

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