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Empower で糖鎖分析を実施し、GU 値を生成する方法 - Tip 225

Article number: 199292To English version

目的または目標

ヒント #225:Empower で糖鎖分析を実行し、GU 値を生成する方法

今週のヒントでは、糖鎖分析を実行し、糖鎖のスクリーニングに使用できる GU 値を生成する方法を学習します。この例では、蛍光タグで標識した糖鎖を用いた分析を説明します。(注意:この手順を使用するには、Empower システムに GPC オプションが必要です。)

環境

  • Empower

手順

ステップ 1
サンプルセットで、デキストランラダー標準試料に[単分散標準試料を注入する]を選択し、サンプルに[ブロード未知試料を注入する]を選択します(図 1)。

Figure_1.png

ステップ 2
デキストランラダー標準試料の行を反転表示した状態で、[濃度]ツールをクリックし、現在のサンプルの[分子量]タブを選択して、デキストランラダーの各ピークの値を入力します。(注意:入力する値の数は、クロマトグラムの波形解析されたピークの数と一致する必要があります)(図 2)。


Figure_2.png

ステップ 3
GPC 解析メソッドを作成し、単分散標準試料とブロードサンプルのピーク検出および解析パラメーターを設定します(図 3)。

Figure_3.png

ステップ 4
[検量線]タブで、[GPC 計算方法]には[標準]、[式の種類]には[五次式]、[X 軸]には[時間]、[溶出する分子量の順序]には[低分子から高分子]を選択します(図 4)。

Figure_4.png

ステップ 5
ピークの分子量を 10000 で除算する簡単なピークカスタムフィールドを作成し、「GU」または「GU 値」の名前を付けます(図 5)。

Figure_5.png

ステップ 6
サンプルセットを解析し、デキストランラダー標準試料の結果を表示します(図 6)。

Figure_6.png

ステップ 7
結果の検量線を表示します(図 7)。

Figure_7.png

ステップ 8
サンプルの結果を表示します(図 8)。

 

Figure_8.png

簡単ですね!


最後の注記:今回のヒントについては、Pro または QuickStart インターフェースを使用できます。

追加情報

 

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