Empower の[ウォークアップ]インターフェースの使用方法 - Tip 239
目的または目標
[ウォークアップ]インターフェースは、サンプルの取り込みと解析を容易にする Empower の簡略化されたインターフェースであり、高スループットの環境に最適です。設定とメソッドの作成はすべて、操作をシンプルにするために、ユーザーがシステムにアクセスする前に行われます。
今回のケースでのユーザーは、[ウォークアップ]インターフェースにのみアクセスできます。
環境
- Empower
- 今週の Empower Tip #239
手順
この最初の例では、1 つのサンプルを分析し、検量線(LC、GC または GPC である可能性がある)に対して定量するようにします。
ステップ 1
Empower のショートカットをダブルクリックし、[ユーザー名]と[パスワード]を入力し、[OK]をクリックします(図 1)。
ステップ 2
左側でプロジェクトを選択し、右側で分析システムを選択し、[OK]をクリックします(図 2)。
ステップ 3
[ウォークアップ]インターフェースが開き、既定では[サンプルの分析のみ]になります(図 3)。
ステップ 4
サンプル名を入力し、メソッドセットを選択します(注:分析モードは、メソッドセット内のメソッドによって決まります。例えば、[分析とレポート]を実行したい場合は、装置メソッド、解析メソッドおよびレポートメソッドでメソッドセットを選択する必要があります)。注入量、分析時間、およびシーケンス名を入力します。必要に応じて、[オプション]ボタンにより、[希釈]と[サンプル重量]に入力できます。[OK]をクリックし、[サンプルの分析]をクリックします(図 4)。
ステップ 5
[MS マス編集]画面が表示されたら、[OK]をクリックします(図 5)。
ステップ 6
[分析とレポート]モードに入っている場合は、プリンターを選択し、[OK]をクリックします(図 6)。
ステップ 7
オートサンプラーにバイアルを追加するように、リマインダーとしてメッセージが表示されます。[OK]をクリックします(図 7)。
ステップ 8
画面の左下隅に、メッセージが「セットアップ中」から「注入待機中」に変わるのが見られます(図 8)。
ステップ 9
分析中、メッセージに「注入実行中」が表示され、分析が完了すると、最終的に[完了]と表示されます(図 9)。
2 番目の例では、サンプルセットメソッドテンプレートを使用して一連のサンプルを分析します。
ステップ 10
[ウォークアップ]インターフェースを使用してログインしたら、[テンプレートを使ったサンプルの分析]を選択します。リストからテンプレートを反転表示し、シーケンス名を入力し、[サンプルの分析]をクリックします。[変数]画面が開き、必要な情報を入力するようにプロンプトで指示されます。この例では、[未知試料のバイアル数]と[バイアルの開始するトレイの位置]です。[次へ]をクリックします(図 10)。
ステップ 11
必要な情報を入力し続け、最後の画面で[完了]をクリックします。シーケンスが開始されます(図 11)。
簡単ですね!
追加情報
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