Exception Focused Review(例外に焦点を合わせたレビュー) - 同じ装置メソッド - Tip 285
目的または目標
サンプルセットのすべてのサンプルが同じ装置メソッドで収集されたことを確認する。
環境
- Empower
- 今週の Empower Tip #285
手順
今週の Empower ヒントでは、サンプルセット内のすべてのサンプルが同じ装置メソッドで収集されたことを確認する方法について説明します。これは、カスタムフィールドで行います。カスタムフィールドは、すべての注入に使用される装置メソッドが同じ ID 番号であることを検証します。解析メソッド内の[成分]タブの[CConst3]フィールドに装置メソッド ID を入力します。
ステップ 1
データ種類が[真偽型]のピークカスタムフィールドを作成します。装置メソッド ID が[CConst3]フィールドで指定された値と等しくない場合、各ピークについて「Incorrect Instrument Method Used」(使用されている装置メソッドが間違っています)が返されます。ID 番号が CConst3 と等しい場合、各ピークについて「OK」が返されます。このカスタムフィールドの結果を、ステップ 2 の[結果カスタムフィールド]にまとめます(図 1)。
ステップ 2
データ種類が[真偽型]の結果カスタムフィールドを作成します。このカスタムフィールドは、ステップ 1 で作成したカスタムフィールドの結果をまとめます。前のカスタムフィールドが各ピークについて「OK」を返す場合、このカスタムフィールドは「OK」を返します。前のカスタムフィールドが「Incorrect Method Used」(使用されている装置メソッドが間違っています)を返す場合、このフィールドは結果について同じものを返します(図 2)。
ステップ 3
カスタムフィールド #1 が返す値は、[レビュー]内のメイン画面のクロマトグラムでの[ピーク]テーブルで確認できます(図 3)。
ステップ 4
カスタムフィールド #2 が返す値は、[レビュー]の[結果]画面の[クロマトグラム結果]テーブルで確認できます(図 4)。
ステップ 5
プロジェクト画面の[結果]タブでビューフィルタを作成して、カスタムフィールド #2 を含めることができます。これは、このサンプルセットのすべてのサンプルが同じ装置メソッドで収集されたことを示します(図 5)。
追加情報
これは、Pro または QuickStart インターフェースで実行できます。