Exception Focused Review(例外に焦点を合わせたレビュー) - 所定の範囲に基づいた成分の合格/不合格仕様のレビュー - Tip 287
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目的または目標
成分が所定の範囲に基づいて、仕様に合格したかどうかの結果、およびどのように合格または不合格になったかを確認する。単に成分が合格したか不合格かを知りたいのではなく、範囲の最小値で不合格になったか、範囲の最大値で合格したかを知りたいです。[解析メソッド]の[成分]タブの[CConst]フィールドを使用して、許容範囲の値を指定できます。
環境
- Empower
- 今週の Empower Tip #287
手順
ステップ 1
ピークフィールドを作成します(データ種類が[列挙型])。列挙型データの種類を使用すると、複数の真偽型の計算式を文字列で表すことができます(図 1)。
ステップ 2
この場合では、7 つの真偽型計算式があり、その 1 つのみが「YES」を返します。真偽型の計算式は以下のとおりです(図 2)。
- ピークが欠落している場合は、「Zero」を返します。
- 濃度が CConst7 未満の場合は、「Fail」(低)を返します。
- 濃度が CConst6 未満の場合は、「Just Pass」(低)を返します。
- 濃度が CConst5 以下で CConst6 以上の場合は、「Pass」を返します。
- 濃度が CConst4 よりも大きい場合は、「Fail」(高)を返します。
- 濃度が CConst5 よりも大きい場合は、「Just Pass」(高)を返します。
- CConst7 が 0 に等しい場合は、「Not Calculated」を報告します。
ステップ 3
[言い換えの定義]テーブルでは、「Yes」を返す真偽型計算式に応じて、カスタムフィールドの出力が表示されます(図 3)。
ステップ 4
分析に基づいて適切な値を CConst3 ~ CConst7 に入力します(図 4)。
ステップ 5
1 つのサンプル中のアセトンの濃度は、[レビュー]の[ピーク]テーブルの高い値に「Just Pass」したことが示されます(図 5)。
ステップ 6
[プロジェクト]画面の[ピーク]タブでビューフィルタを作成して、このカスタムフィールドの結果を表示します(図 6)。
追加情報
これは、Pro または QuickStart インターフェースで実行できます。