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解析メソッド - ブランク注入からの指定したセグメントを使用してシグナル対ノイズ比を計算する - wkb260922

Article number: 260922To English version

目的または目標

ブランク注入からの指定されたセグメントを使用して、シグナル対ノイズ比を計算する。

環境

  • Empower
  • 今週の Empower Tip #325

手順

ステップ 1
USP シグナル対ノイズ比は、2 × ピーク高さ/ノイズで計算されます。Empower は、USP に準拠するために次の計算式を使用します:2x[ピークの高さ - (0.5xピーク間ノイズ/μVにスケールを合わせる)]/(ピーク間ノイズ/μVにスケールを合わせる)(図 1)。
Figure_1.png

ステップ 2
[サンプルセットメソッド]から、[ブランク]はブランク注入のラベルであり、注入が 1 回のみです。これはシングルチャンネル UV データなので、チャンネルを指定する必要はありません(図 2)。
Figure_2.png

ステップ 3
サンプル間構文を使用して、ピークカスタムフィールドを作成します。ピーク高さの単位が µV(マイクロボルト)であり、ピーク間ノイズの単位が検出器単位で表す(この場合は AU)ため、式には[μV にスケールを合わせる]フィールドが必要です(図 3)。
Figure_3.png

ステップ 4
カスタムフィールドの全体図が提供されます(図 4)。
Figure_4.png

ステップ 5
[解析メソッド]の[スータビリティ]タブで、[s/n のノイズ値]ドロップダウンリストからピーク間ノイズを選択します(図 5)。
Figure_5.png

ステップ 6
[解析メソッド]の[ノイズおよびドリフト]タブで、ピーク間ノイズの計算に使用するブランク注入の時間範囲を選択します(図 6)。
Figure_6.png

ステップ 7
サンプルセットが解析されたら、結果セットを[レビュー]に持ち込みます。[結果]画面に移動し、[クロマトグラムの結果]テーブルには、ブランク注入から計算されたピーク間ノイズが表示されます(図 7)。
Figure_7.png

ステップ 8
標準試料またはサンプルの 1 つの結果をクリックします。カスタムフィールドは、カスタムフィールドで指定されたブランク注入からのノイズに基づいて計算されます(図 8)。
Figure_8.png

重要事項: ピーク間ノイズは注入ごとに計算されます。ただし、すべての注入のすべてのピークのシグナル対ノイズ比を計算するために使用されるのは、ブランク注入からのピーク間ノイズです。

追加情報

これは、Pro または QuickStart インターフェースで実行できます。