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Get Empowered:レビュー画面と解析メソッド - Empower で GPC/SEC データを解析する - Tip 125

Article number: 269508To English version

目的または目標

Empower で GPC/SEC データを解析する。

環境

  • Empower
  • 今週の Empower Tip #125

手順

ステップ 1
サンプルセットの解析後、結果セットを[レビュー]に持ち込みます。ツリーの最初が単分散標準試料です(図 1)。
Figure_1.png

ステップ 2
[検量線]ツールをクリックして、検量線を表示します。R2 は、良好な近似を選択していることを示します。3 つの標準試料バイアルに 3 つの単分散標準試料の混合液が含まれており、各バイアルから 2 回注入するため、検量線には 18 のポイントがあります(図 2)。
Figure_2.png

ステップ 3
ここに、1 つのポリマーの結果が表示されます。Mn、Mw、Mz、Mz+1 が示されます。Mp はピーク頂点での分子量です。分散度は Mw/Mn です(図 3)。
Figure_3.png

ステップ 4
異なる分子量は、ポリマーの物理的な性質に関連しています(図 4)。
Figure_4.png

ステップ 5
[結果]ツールをクリックして、[結果]画面に移動します。[分子量分布]タブを選択して、スライステーブルを表示します。このテーブルには、分子量分布全体のスライスの分子量と対数分子量が表示されます。既定ではすべてのスライスが表示されますが、図示にあるドロップダウンメニューから変更できます(図 5)。
Figure_5.png

ステップ 6
[分子量分布プロット]タブをクリックして、分子量の分布を表示します。これにより、ステップ 3 で言及された分子量の由来が示され、分布に対して重ね描きされた[積分 %]プロットが表示されます。[積分 %]プロットは、左端の「0」から始まり、右端の「100」で終わります(プロットの右側の y 軸を参照)。このプロットは、分子量分布曲線の上限値から下限値に移動するときの、特定の分子量におけるポリマーの積分 % 値を示します。例えば、log mw が 4.92 の場合、ポリマーの 70% が 4.92 以上です(図 6)。
Figure_6.png

ステップ 7
サンプルの分子量分布プロットを比較するには、結果を反転表示し、右クリックして[指定のビューで表示]で[分子量分布曲線]を選択します。サンプルの分子量分布を反転表示して右クリックし、[比較]を選択します(図 7)。
Figure_7.png

ステップ 8
分子量分布の重ね描きが表示されます。表で強調表示されている分子量分布は、分子量を表示するプロットにおける有効な分子量分布です(図 8)。
Figure_8.png

追加情報

この手順は、クイックスタートまたはプロフェッショナルインターフェイスを使用して実行できます。

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