TargetLynx で複数の化合物の定量解析を行う際、化合物ごとに異なる範囲で検量線を作成する方法 - WKB199896
目的または目標
- 化合物ごとに異なる範囲で検量線を作成する。
環境
- TargetLynx XS
手順
- サンプルリストを編集します。
化合物ごとに異なる範囲で検量線を作成する場合、サンプルリストの[Conc *]列に、それそれの標準試料の濃度を指定します。
例えば、化合物 A の濃度は Conc A 列に、化合物 B の濃度は Conc B 列に、標準試料の濃度を指定します。
この時、検量線作成に用いないセルには 0 と指定しておきます。
サンプルリスト中に[Conc *]列の表示がない場合は、サンプルリストで右クリック、[Customize Display](表示のカスタマイズ)を選択します。[Customize Field Display](フィールド表示のカスタマイズ)画面で、チェックリストの[Conc *]を選択します。
2. TargetLynxメソッドの編集を行います。
TargetLynx の[Method Editor](メソッド編集)画面の[Calibration Properties](キャリブレーションのプロパティ)タブで、各化合物ごとに[Concentration of Standard: Level](標準試料の濃度:レベル)の設定を行います。
サンプルリストの[Conc *]列に応じて標準試料の濃度の列を指定します。
3. TargetLynx メソッドの編集を行います。
化合物ごとに異なる範囲で検量線を作成するには、TargetLynx の[Method Editor](メソッド編集)画面の[Calibration Properties](キャリブレーションのプロパティ)タブで、[Ignore Zero Level Standards?](ゼロレベル標準試料を無視しますか?)を[Yes](はい)に変更します。
[Ignore Zero Level Standards?](ゼロレベル標準試料を無視しますか?)項目が画面中に表示されていない場合は、[Method Editor](メソッド編集)画面上で右クリックして[Select Parameters to View](表示するパラメーターを選択)画面を開き、[Ignore Zero Level Standards?](ゼロレベル標準試料を無視しますか?)ボックスにチェックを入れて表示させます。
4. 定量解析を実行します。
これらのサンプルリストとTargetLynxメソッドを使用して、TargetLynxによる定量解析を実行します。
追加情報
id199896, TARLYNX41, 較正