MassLynx またはその関連する解析ソフトウェアは、log4j (CVE-2021-44228) の脆弱性の影響を受けますか? - WKB224560
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環境
- MassLynx
- ProteinLynx Global Server
- FractionLynx
- IonLynx
- TargetLynx
- OpenLynx
- ChromaLynx
- MetaboLynx
- BioLynx
- MaxEnt
回答
以下の Waters MassLynx ソフトウェアおよびその関連コンポーネントが、Apache log4j の脆弱性の影響を受けないことが確認されました。
以下の Waters ソフトウェアに対して、log4j*.jar ファイルの存在を分析しました:
- MassLynx(MassLynx インストーラーからの FractionLynx、IonLynx、TargetLynx、OpenLynx、ChromaLynx、MetaboLynx、BioLynx、Maxent オプションを含む)
- MassFragment
- Driftscope 3.0
- BiopharmaLynx 1.3.5
- MSe Dataviewer 2.0
- Progenesis QI
- Progenesis QI for Proteomics
- Symphony
- HDI1.6、
- DynamX3.0
- HDMS Compare 2.0
- PromassBridge 1.2
- LiveID1.2
- MassLynx Skyline Interface 1.2
- Waters Compression and Noise Reduction Tool (SCN968)
- PLGS3.0.3
- Driver Pack 2021 R1
これらのソフトウェアコンポーネントのうち、PLGS3.0.3 インストールフォルダーのみに log4j jar ファイルが含まれています。
PLGS はバージョン log4j 1.2.17 を使用します。これは、Apache から最後に発行されたセキュリティアラート (https://logging.apache.org/log4j/2.x/security.html) で、log4j の影響を受けるバージョンとしてリストされていません。Log4j 1.2.17.jar には、報告された脆弱性に関連する JMSAppender.class ファイルが含まれていません。
追加情報
「ゼロディ」の脆弱性 (CVE-2021-44228) は、2021 年 12 月 9 日にセキュリティ研究者によって報告され、一般的なソフトウェアパッケージ(Apache Log4j の脆弱性)に影響を与えます。log4j は Web アプリケーションおよびクラウドサービスプロバイダー全体で広く使用されているため、この脆弱性の全範囲は複雑です。MassLynx(現在までのすべてのバージョン)には、log4j が含まれていません。
id224560, BIOPHARMLX, MLYNX, MLYNXV41, SCN 968, SUPMM, SUPPLGS, ノイズ, マックスエント