MassLynx Security 環境で、プロジェクトを Non-Regulated(非規制対象)フォルダーから Regulated(規制対象)フォルダーに転送するにはどうすればよいですか? - WKB55081
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目的または目標
MassLynx Security 環境で、プロジェクトを Non-Regulated(非規制対象)フォルダーから Regulated(規制対象)フォルダーに転送する。
環境
- MassLynx 4.1
- MassLynx 4.2
- MassLynx Security
手順
- この転送を実行するには、まず MassLynx Security マネージャ内で 2 つの設定を行う必要があります。
a) ユーザーにはプロジェクトをインポートする権限が必要です。これにより、チェックサムが作成されます。Group Rights(グループの権限)で、このユーザーに対して General: Import legacy projects(全般:レガシープロジェクトをインポートする)を有効にします。
b) Directory Policy(ディレクトリポリシー)で、Regulated(規制対象)ユーザーグループは、Non-Regulated(非規制対象)プロジェクトのフォルダーで Import(インポート)が有効になっている必要があります。(Non-Regulated(非規制対象)プロジェクトでは、Regulated(規制対象)ユーザーに対して Allowed(許可)を有効にしないでください。) - User Rights(ユーザー権限)と Directory Policy(ディレクトリポリシー)を正しく設定した後、以下のステップを使用して、Non-Regulated(非規制対象)プロジェクトを Regulated(規制対象)プロジェクトのフォルダーに移動できます。
a) レガシープロジェクトをインポートする権限があるユーザーとして、MassLynx にログインします。(注:これはユーザーである必要があります。Administrator(管理者)グループのメンバーであってはなりません。)
b) MassLynx メインページ(サンプルリストページ)の上部にあるメニューから、Security > Import Project(セキュリティ > プロジェクトのインポート)に移動します。
c) Non-Regulated(非規制対象)プロジェクトのフォルダーを参照し、プロジェクトフォルダー(*.pro フォルダー)を選択します。これは、Regulated(規制対象)プロジェクトのフォルダーに移動されます。
d) [OK]をクリックし、適切なユーザー資格情報を入力します。
e) Windows Explorer(エクスプローラー)(Internet Explorer ではなく)を開きます。Non-Regulated(非規制対象)プロジェクトのフォルダーを参照します。
f) ステップ c および d で Import Project(プロジェクトのインポート)を実行したプロジェクトを見つけて、反転表示します。
g) 反転表示されているプロジェクトを右クリックします。表示されるメニューから Copy(コピー)を選択します。
h) Regulated(規制対象)プロジェクトのフォルダーを参照します。パネルを右クリックし、表示されるメニューから Paste(貼り付け)を選択します。
規制された環境でこのプロジェクトを開くには、Regulated(規制対象)ユーザーとして MassLynx にログインします。File > Open project(ファイル > プロジェクトを開く)に移動します。プロジェクトを参照し、Open(開く)をクリックします。
追加情報
プロジェクトが非規制対象モードにあり、キャリブレーションファイルがチューンにリンクされている場合、チューンファイルにアクセスしようとすると、チェックサムエラーが発生します。これは、チューンファイルがリンクされているキャリブレーションファイルが非規制対象モードのものであり、チェックサムがないためです。プロジェクトを規制対象モードに移動した後、チューンファイルで、規制対象モードで作成されたキャリブレーションファイル、またはチェックサムが作成されたキャリブレーションファイルへの新しいリンクを設定する必要があります。
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