メインコンテンツへスキップ
Waters Japan

TargetLynx で保持時間を更新する方法 - WKB78841

Article number: 78841To English version

目的または目標

TargetLynx メソッドの保持時間を測定値に自動的に更新する。

予測保持時間が保持時間ウィンドウ外であるため、化合物が TargetLynx によって同定されない場合に、これは役立つ可能性があります。

環境

  • MassLynx(全バージョン)
  • TargetLynx XS

手順

サンプルリストのサンプルを解析するとき、または後でブラウザーでサンプルを再解析するときに、メソッドの RT を更新できます。

 

サンプルリストからの解析

サンプルリストの Quan Reference(定量レファレンス)列を使用して、メソッドの保持時間を自動的に更新します。

「x」(または任意の英数字テキスト)でマークされたサンプルは、データセットを解析する際の保持時間の更新に使用されます。

update rt 2.PNG

通常どおりサンプルを解析しますが、Create TargetLynx XS Dataset(TargetLynx XS データセットの作成)ダイアログで、Update Method Times(メソッド時間の更新)を選択します。

clipboard_e7ed628575484f4f44f7b5532cfc48be9.png

 

:複数のサンプルに「x」というラベルが付いている場合、および解析メソッドパラメーター Update method times using multiple samples(複数のサンプルを使用してメソッドの時間を更新しますか?)オプションが Sample Flagging(サンプルのフラグ付け)タブ(Retention Time Settings(保持時間の設定)下、スクリーンショットを参照)から有効になっていると、「x」でマークされたサンプルの平均保持時間が使用されます。Update method times using multiple samples(複数のサンプルを使用してメソッドの時間を更新しますか?)オプションが有効になっていない場合、「x」とマークされた最初のサンプルのみが使用されます。

 

clipboard_e9d234cec25733b1e31ef25ffcc937a51.png

TargetLynx 内の再解析:

ブラウザーでサンプルを再解析するとき、QuanRef(定量レファレンス)フィールドで指定したサンプルを使用するか、Summary Table(サマリーテーブル)でサンプルを強調表示して、そのサンプルを更新に使用するかを選択できます。

QuanRef(定量レファレンス)フィールドでマークされたサンプルがある場合、それらが更新に使用されます。QuanRef(定量レファレンス)サンプルがない場合は、強調表示されたサンプルが使用されます。

毎回異なる強調表示されたサンプルを使用して、RT を繰り返し更新できます。

ブラウザーで保持時間を更新するには、Processing > Update Method Times(解析 > メソッド時間の更新)を選択してから再解析(Processing > Execute(解析 > 実行))してから、結果を再計算します。

update rt 1.png

または、Processing > Execute(解析 > 実行)を選択し、Processing(解析)ダイアログで Update Method Times(メソッド時間の更新)を選択します。

clipboard_e26fd0ea391bfdb07a0a7fb7209612ca4.png

 

データセットを再解析した後、すべての化合物が正しく同定され、TargetLynx 内部メソッドの Predicted RT(予測 RT)フィールドに新しい RT が含まれます。予測 RT は Summary Table(サマリーテーブル)にも表示できます。

メソッド時間が更新されたら、解析メソッドを TargetLynx からエクスポートすると(File > Export > Method(ファイル > エクスポート > メソッド))、将来の使用に便利です。

追加情報

同様の手順を使用して、イオン比を更新できます。

 

id78841, MLYNX, MLYNXV41, SUPMM, TARLYNX41, リテンションタイム