NuGenesis LMS の Jasper レポートテンプレートでフォントを使用する方法 - WKB30944
目的または目標
Helvetica(Jasper の既定のフォント)以外のフォントを NuGenesis LMS のレポートテンプレートに使用します。
環境
- NuGenesis 9 LMS
- NuGenesis 8 LMS
- NuGenesis 8 ELN
手順
NuGenesis 9 LMS の場合
- フォントファイルの作成:
- JasperSoft Studio で、[画面] > [環境設定]をクリックします。[環境設定]画面で、[JasperSoft Studio] > [フォント]をクリックします
- JasperSoft で使用可能なフォントのリストが表示されます。必要なフォントがリストにない場合は、追加ボタンをクリックします
- 新しいフォントの名前を入力します。この名前は、テキストで作業するとき、選択可能なフォントの 1 つとして Studio クライアントに表示されます
- [参照]ボタンを使用して、通常、太字、斜体、太字斜体の TrueType フォント (ttf) ファイルを見つけます
- PDF エンコーディングに「Identity-H(横書きの Unicode)」を選択します。Unicode 以外の文字エンコーディングを選択した場合、そのエンコーディング外の文字は PDF レポートに表示されません。例えば、CP1252 エンコーディングでは、拡張 Latin アルファベットの文字のみがサポートされ、ギリシャ文字またはキリル文字のアルファベット文字に対しては機能しません
- [完了]ボタンをクリックして、このフォントを JasperSoft Studio に追加します
- エクスポートするフォントを選択して、[エクスポート]ボタンをクリックします
- 新しいダイアログボックスで、エクスポートファイルの場所を選択します。ファイルの名前を指定し、ファイルの種類に *.jar を選択します
- フォントファイルのインストール:
- JAR ファイルを LMS サーバーにコピーします:
- ドライブ:\WatersLMSServer\Wildfly-11.0.0.Final\modules\system\layers\base\waters\lms\reports\main
- メモ帳で以下のファイルを開きます。
- ドライブ:\WatersLMSServer\Wildfly-11.0.0.Final\modules\system\layers\base\waters\lms\reports\main\module.xml
- 「<!--Jasper Reports -->」の下に新しい行を追加します。ここで、FontFileName.jar はステップ 8 で作成した .JAR ファイルの名前です。
- <resource-root path="FontFileName.jar"/>
- module.xml を保存して閉じます。
- NuGenesis LMS Server サービスを再起動します。
- JAR ファイルを LMS サーバーにコピーします:
NuGenesis 8 LMS の場合
- フォントファイルの作成:
- 上記の NuGenesis 9 の指示に従って、フォントファイルを作成します
- フォントファイルのインストール:
- JAR ファイルを LMS サーバーにコピーします:
- ドライブ:\WatersLMSServer\Jboss-6.0.0.Final\server\eln\lib
- NuGenesis LMS Server サービスを再起動します。
- JAR ファイルを LMS サーバーにコピーします:
NuGenesis 8 ELN の場合
- フォントファイルの作成:
- iReports クライアントで、[ツール] > [オプション]に移動します。「iReport」カテゴリーの下にある[フォント]タブをクリックします。
- iReports で使用できるフォントは、フォントボックスにリストされています。必要なフォントが表示されない場合は、[フォントのインストール]ボタンをクリックします。
- [フォントのインストール]ボックスで、フォントの TTF ファイルを参照し、[次へ]をクリックします。
- Jasper は、TTF ファイルからフォント名を読み取り、[ファミリー名]ボックスに表示します。
- 必要に応じて、太字、斜体、太字斜体のフォント種類のそれぞれの TTF ファイルを参照します。
- PDF エンコーディングに「Identity-H(横書きの Unicode)」を選択します。Unicode 以外の文字エンコーディングを選択した場合、そのエンコーディング外の文字は PDF レポートに表示されません。例えば、CP1252 エンコーディングでは、拡張 Latin アルファベットの文字のみがサポートされ、ギリシャ文字またはキリル文字のアルファベット文字に対しては機能しません
- [完了]ボタンをクリックして、このフォントを iReports に追加します。
- エクスポートするフォントを選択して、[拡張としてエクスポート]ボタンをクリックします。
- 新しいダイアログボックスで、エクスポートファイルの場所を選択します。ファイルの名前を指定し、ファイルの種類に *.jar を選択します。
- フォントファイルのインストール:
- JAR ファイルを ELN サーバーにコピーします:
- ドライブ:\WatersELNServer\Jboss-6.0.0.Final\server\eln\lib
- NuGenesis ELN Server サービスを再起動します。
- JAR ファイルを ELN サーバーにコピーします:
追加情報
http://community.jaspersoft.com/ques...upport-and-pdf
ユーザーが Jasper レポートを取得しようとして、LMS に読み込まれていないフォントを使用すると、クライアントにエラーメッセージが表示されます。メッセージの一部は、「net.sf.jasperreports.engine.util.JRFontNotFoundException: Font "FontName" is not available to the JVM. See the Javadoc for more details.」(net.sf.jasperreports.engine.util.JRFontNotFoundException:フォント「フォント名」は、JVM に使用できません。詳細については、Javadoc を参照してください。)という内容です。この記事の手順を使用して、LMS サーバーにインストールされているフォントを確認します。このエラーメッセージは、NuGenesis LMS 9.x のアップグレード後に発生する可能性がより高くなります。これは、アップグレードプロセスが「module.xml」ファイルをデフォルトファイルに置き換え、フォントを含む JAR ファイルのカスタムエントリーが失われるためです。
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