UNIFI データの解析の問題 - WKB78796
症状
- Vion からデータを取り込める
- UNIFI が MS データを解析できない
- [インベスティゲイト]タブでは、データにクロマトグラフィーピーク含まれていることが表示されるが、[レビュー]タブに波形解析されたピークがない
- LockSpray で強度が変動する
- PLG の解析直後に、解析結果に「Lock Mass Channel empty」(ロックマスチャンネルが空です)または「An error occurreded processing this sample」(このサンプルの解析でエラーが発生しました)メッセージが含まれている可能性があります
- 解析ログに、以下のようなメッセージが含まれている。
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT About to process channels in sample 'EXP192154_205'. (デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT サンプル 'EXP192154_205' のチャンネルを解析しようとしています。)
Warning Sep 30 2019 09:37:24 GDT No suitable PLG peak list channel found. (警告 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT 適切な PLG ピークリストチャンネルがありません。)
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT Processing chromatogram 'PDA MaxPlot (210-500)' for all components. (デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT すべての成分についてクロマトグラム 'PDA MaxPlot (210-500)' を解析中。)
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT Processing chromatogram 'PDA 254@1.2' for all components.(デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT すべての成分についてクロマトグラム 'PDA 254@1.2' を解析中。)
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT Processing chromatogram '2: HD TOF MSe (90-1250) 6eV ESI+ (TIC)' for all components. (デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT すべての成分についてクロマトグラム '2: HD TOF MSe (90-1250) 6eV ESI+ (TIC)' を解析中。)
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT Processing chromatogram '2: HD TOF MSe (90-1250) 6eV ESI+ (BPI)' for all components. (デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT すべての成分についてクロマトグラム '2: HD TOF MSe (90-1250) 6eV ESI+ (BPI)' を解析中。)
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT Processing chromatogram '3: HD TOF MSe (90-1250) 20-40eV ESI+ (TIC)' for all components. (デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT すべての成分についてクロマトグラム '3: HD TOF MSe (90-1250) 20-40eV ESI+ (TIC)' を解析中。)
Debug Sep 30 2019 09:37:24 GDT Processing chromatogram '3: HD TOF MSe (90-1250) 20-40eV ESI+ (BPI)' for all components. (デバッグ 2019 年 9 月 30 日 09:37:24 GDT すべての成分についてクロマトグラム '3: HD TOF MSe (90-1250) 20-40eV ESI+ (BPI)' を解析中。)
Info Sep 30 2019 09:37:27 GDT Found 0 candidate components.(情報 2019 年 9 月 30 日 09:37:27 GDT 0 個の候補成分が見つかりました。)
Info Sep 30 2019 09:37:27 GDT There are 4 target components after generating allowed cleavages.(情報 2019 年 9 月 30 日 09:37:27 GDT 許可されているクリーベージを生成した後、4 個のターゲット成分があります。)
Info Sep 30 2019 09:37:27 GDT There are 4 target components after generating allowed transformations.(情報 2019 年 9 月 30 日 09:37:27 GDT 許可されている反応を生成した後、4 個のターゲット成分があります。)
Info Sep 30 2019 09:37:27 GDT About to identify components in sample 'EXP192154_205'. (情報 2019 年 9 月 30 日 09:37:27 GDT サンプル 'EXP192154_205' の成分を同定します。)
Error Sep 30 2019 09:37:27 GDT An error occured during the processing of sample EXP192154_205. Processing will continue with the next sample.(エラー 2019 年 9 月 30 日 09:37:27 GDT サンプル EXP192154_205 の分析中にエラーが発生しました。次のサンプルの解析に進みます。)
環境
- UNIFI 1.9.4
- waters_connect
- Vion IMS QToF
- Xevo G2-XS
原因
ロックスプレーデータに問題があります。
これは、測定中の ESI レファレンススプレーヤーまたはイオン抑制でのハードウェア問題が原因で発生する可能性があります。
解決策
- ESI レファレンススプレーヤーの安定性を確認し、必要に応じて再構築します。
- 既知の安定したレファレンススプレーヤーで新しいデータを取り込み、ロックマスシグナルを確認します。
- データ取り込みでロックマスシグナルが部分的または完全に欠落しているままの場合は、例えば簡単な溶媒(例:水とアセトニトリルを使用したグラジエント、それぞれ 0.1% ギ酸を含む)を使用してサンプル濃度または取り込みを減らすことで、イオン抑制の効果を確認します。
追加情報
少なくとも一部のロックマススキャンにシグナルが含まれている場合は、解析メソッドの[ロックマス]セクションの[ロックマスの解析が失敗した場合でも、このサンプルの解析を継続する]オプションを使用して、データを十分に解析できる可能性があります。ただし、これでは問題のあるサンプルが解析中にロックマス補正されず、質量誤差が大きくなり、同定される成分が少なくなる可能性があることに注意してください。
Vion IMS QTof の場合、そのような破損したデータの解析についてロックドリフトを有効にするのに役立つことがあります。
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