PDA での感度低下 - WKB197082

症状

• 感度低下
• ベースラインにノイズが多い
• ディスク容量低下

環境

• ACQUITY Arc
• Alliance HPLC システム

原因

多くのお客様は、ルーチンの HPLC 分析時に、既定の PDA 装置メソッド設定（サンプリングレートが 10 ポイント/秒、フィルタータイムコンスタントが標準）を使用しています。これらの既定値は、ピーク幅が約 2 ～ 5 秒の UHPLC や UPLC の装置メソッドに適しています。HPLC メソッドの場合、既定値によってオーバーサンプリング（ノイズの増加、不規則なピーク形状、微量分析でのパフォーマンスの悪化）が発生してしまいます。

解決策

1. アプリケーションに適した検出器の設定を使用します。サンプリングレートとピーク幅の関係を考慮に入れてください。HPLC の場合、これは通常 1 または 2 ポイント/秒です。
2. フィルタータイムコンスタントに別の設定を試します。
3. 2D データの場合は、より高い解像度（4.8 nm 以上）を試します。

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