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Empower 3 および ACQUITY UPLC PDA 検出器では、スペクトル形状が他の装置で取り込まれたスペクトルと比較して大きく異なる - WKB205242

Article number: 205242To English version

症状

  • ほかの PDA 検出器で取り込まれた同じ化合物のスペクトル形状と比較して、スペクトル形状が大きく異なる

環境

  • Empower 3
  • ACQUITY UPLC PDA 検出器
  • ACQUITY UPLC PDA eλ 検出器

原因

  • 装置メソッドの解像度設定が異なります
  • 装置メソッドの[セカンドオーダーフィルター領域を補正]と[656 nm 補正]のチェックボックスが[オフ]になっています
  • PDA 検出器のセルが汚れています

解決策

  1. 装置メソッドの解像度設定を確認します。
    →比較しているスペクトルの取り込み時の値と同等ですか?
  2. 装置メソッドの[セカンドオーダーフィルター領域を補正]と[656 nm 補正]のチェックボックスが選択されているかどうかを確認します。
    →選択解除の場合は、選択して測定を実施し、次に形状を比較します。
  3. PDA 検出器のセルを洗浄します。
    →セルの汚れが原因である場合は、洗浄で改善するかどうかを確認します。
    ■一般的な洗浄方法
    ① カラムをはずしてユニオンで検出器まで接続します。
    ② 移動相の全ライン水 100%、流速 0.2 mL/分で半日フラッシュ洗浄します。
    ③ 移動相の全ライン IPA 100%、流速 0.2 mL/分で半日フラッシュ洗浄します。
    ④ 移動相の全ライン水 100%、流速 0.2 mL/分で 1 時間フラッシュ洗浄します。
    ⑤ 移動相の全ライン 1% ギ酸水、流速 0.2 mL/分で 3 時間フラッシュ洗浄します。
    ⑥ 移動相の全ライン 2% アンモニア水、流速 0.2 mL/分で 3 時間フラッシュ洗浄します。
    ⑦ 移動相の全ライン水 100%、流速 0.2 mL/分で 3 時間フラッシュ洗浄します。
    *溶媒の置き換え時は、ウェットプライムを実施します。
    *上記に記載された溶媒以外に、セルを汚した原因と思われるもの(主にサンプル)が溶けやすい溶媒があれば、そちらを流します。
    * 時間はあくまで目安です。

追加情報

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