メインコンテンツへスキップ
Waters Japan

ACQUITY UPLC PDA 検出器では、流速を下げると面積値が増加します。これは異常ですか? - WKB224783

Article number: 224783To English version

環境

  • ACQUITY UPLC PDA 検出器
  • 2489 UV/Vis 検出器
  • 2998 フォトダイオードアレイ検出器
  • ACQUITY UPLC TUV 検出器

回答

いいえ、これは異常ではありません。
PDA (UV) 検出器の場合、サンプルが検出器のセルにとどまる時間が長ければ長いほど、面積値が大きくなります。
これは、検出器のセル内にある間、サンプルはエネルギーの吸収と放出を繰り返すためです。
流速が速いと時間は短くなりますが、流速が遅いと時間が長くなるため、エネルギーの吸収と放出が繰り返され、ピーク吸光度の AU 値がそれに応じて増加します。
このため、ピーク高さと面積値も増加します。

clipboard_e7950ec7ae04ce59edfc96ac34501369c.png

上の図は、それぞれ 0.3 mL/分(赤)、0.4 mL/分(青)、0.5 mL/分(緑)で実行された 2 つのピークによる測定の例です。
7.7 分のピークの面積(流速 0.5 mL/分):61843
8.7 分のピークの面積(流速 0.3 mL/分):104818
同じピークでも、流速を 0.5 mL/分から 0.3 mL/分に変えると面積値は約 1.6 倍に増加

 

追加情報

 

id224783, 2489, 2489B, 2489SFC, 2998, 2998B, 2998SFC, A-10PDA, A-10UV, A-30PDA, A-30UV, UPAPDA, UPARPPDA, UPARPTUV, UPC2PDA, UPPDA, UPPDAARC, UPPDAARCB, UPPDA-E, UPPDA-L, UPPDALTC, UPPDATC, UPPPDA, UPPTUV, UPTUV, UPTUVARC, UPTUVARCB, UPTUV-E, UPTUVTC

  • この記事は役に立ちましたか?