Waters マジックマックス/AAA 洗浄とは何ですか？ - WKB238676

環境

• Alliance HPLC システム
• ACQUITY Arc システム
• ACQUITY UPLC システム
• ACQUITY UPLC H-Class
• ACQUITY UPLC I-Class
• ACQUITY UPLC M-Class
• nanoACQUITY UPLC

回答

Waters Magic Mix（AAA 洗浄とも呼ばれる）は、内部 HPLC およびUPLCシステムコンポーネントから汚染物質を除去するために使用される一般的な洗浄溶液です。通常は、0.1 ～ 2%のギ酸を添加した等量 (25:25:25:25) の MS または HPLC グレードの水、アセトニトリル、メタノール、イソプロパノールで構成されます。

追加情報

一般的なクリーニング手順

1. カラムを取り外して、ユニオンと交換します。

• これにより、クリーニング中のカラムの損傷を防止し、システムの完全なフラッシュ洗浄を可能にします。

2. システムにバッファーまたは添加剤を含む移動相が含まれている場合は、すべてのラインを 100% HPLC グレードの水に入れ、すべてのラインをプライムし、システムを水でフラッシュ洗浄して、システムにバッファー/添加剤が含まれていないことを確認します。
3. すべての溶媒ラインから溶媒シンカーを取り外します。

• 表面積が大きいため、汚染物質が吸着しやすく、フラッシュ洗浄に時間がかかります。クリーニングの際にこれらを取り外すことにより、刺激の強い溶媒による損傷を防ぐこともできます。

3. すべての溶媒ライン（ ACQUITY/ Allianceから）を洗浄溶液に入れます。

• 適切なギ酸濃度（汚染のレベルにより 0.1 ～ 2%）のWaters Magic Mix（上記の通り）を使用します

4. システムをフラッシュ洗浄します。

• 各ラインを洗浄液で約 5 分間プライムして、前の溶媒を置換したことを確認します。
• システムに洗浄液を 2 時間以上ポンプで送液します。
• 高度に汚染されたシステムでは、低流量を使用して洗浄接触時間を最大にするために、一晩または数日間はクリーニングを続けます。
• リストリクターまたは背圧デバイスを使用して、クリーニング中に適切な背圧を維持します。

5. 水で洗浄します。

• 洗浄後は、新鮮な LC/MS グレードの水または Milli-Q 水でシステムを完全にプライムおよびフラッシュ洗浄して、残留洗浄溶液と酸を除去します。

6. 溶媒シンカーを再取り付けます。

• 再び取り付ける前に、シンカーを点検し、必要に応じてクリーニングして、汚染が再度取り込まれないようにします。
• 注：新しいシンカーには残留汚染があり、完全にフラッシュ洗浄されるまではアプリケーション固有の抑制が発生することがあります。

7. 新しい溶媒と交換します：

• すべての溶媒ラインを、分析用の新しく調製した LCMS グレードの溶媒に入れます。
• 溶媒ボトルがしばらくクリーニングされていない場合は、アルコール洗浄液ですすぎ、目的の新しい溶媒で十分にすすぎます。
• すべてのラインを再度プライムして（ユニオンを通したフラッシュ洗浄を含む）、洗浄液と水を完全に置換します。

8. カラムを以下の手順で再び取り付けます。

• システムが完全に洗浄され、分析溶媒で平衡化されたら、カラムを再び取り付け、平衡化してからサンプルを分析します。

汚染が続く場合は、Controlling Contamination in UPLC /MS and HPLC/MS Systems Guide（ 『UPLC/MS および HPLC/MS システムにおける汚染の管理』）(715001307JA) を参照してください。[1]