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Waters Japan

ACQUITY PDA/TUV 検出器のフローセルのクリーニング方法 - WKB48267

Article number: 48267To English version

目的または目標

ACQUITY PDA/TUV 検出器のフローセルをクリーニングする。

環境

  • ACQUITY PDA 検出器
  • ACQUITY UPLC PDA eλ 検出器
  • ACQUITY TUV 検出器

手順

ACQUITY UPLC PDA Operator's Overview and Maintenance Guide(『ACQUITY UPLC PDA 操作概要およびメンテナンスガイド』)(715002209) に従って、フローセルをクリーニングしてください

サマリー:

ACQUITY 光誘導型フローセルのクリーニング

 

以前の分析からの残留物、および検出器を毎回シャットダウンした後の残留物によってフローセルが汚染されている場合は、

フローセルをクリーニングします。フローセルの汚れにより、

ベースラインのノイズ、サンプルエネルギーレベルの低下、キャリブレーション失敗、および

その他の問題が発生することがあります。

• このような問題を修正する最初の試みとして、

必ずフローセルを移動相でフラッシュ洗浄します。

• それでも改善されない場合は、フローセルを 100% 純度の

有機溶液でフラッシュ洗浄します。

推奨事項:100% アセトニトリル。

• 問題が解決されない場合は、1% ギ酸でフローセルを 30 分間

フラッシュ洗浄してから、ギ酸が除去されるまで水でフラッシュ洗浄します。

• 1% ギ酸溶液によるフラッシュ洗浄でも失敗する場合は、システムの

酸洗浄フラッシュを実行します

規則:必ず清潔でよく脱気された溶離液を使用します。

必要な器材

• 1% ギ酸

• 清浄で耐薬品性のあるパウダーフリーの手袋

• 水(バッファーのフラッシュ洗浄用)

• 移動相と水の両方に親和性のある中間溶媒

• ステンレススチール製ユニオン(フラッシュ洗浄中にカラムを交換)

• カラムの取り外しおよび交換に適したスパナ

フローセルを洗浄するには

1. 検出器のコントロールパネルで、Lamp Off(ランプオフ)をクリックします。

2. 溶媒の送液を停止し、カラムを取り外します。

3. カラムをユニオンまたは適当な長さのチューブと交換します。

4. 別の装置がフローセルアウトレットの下流にある場合は、

別の装置での接続を切断し、フラッシュ洗浄時に

アウトレットチューブを廃液に配管します。

 5. HPLC グレードの水で検出器をフラッシュ洗浄します。移動相が

水に適合していない場合は、まず中間溶媒でフラッシュ洗浄します。

6. 1.0% ギ酸水溶液または 90%

水/10% 有機混合液が組成の酸洗浄液を送液します。フローセルを

0.05 ~ 0.1 mL/分の低流量で、最低 4 時間フラッシュ洗浄します。1000 psi(69 bar、

6895 kPa)を超過しないでください。

7. HPLC グレードの水で検出器をフラッシュ洗浄します。移動相が

水に適合していない場合は、まず中間溶媒でフラッシュ洗浄します。

ヒント:他のアクティブな装置の検出器をシステムからすべて取り外します。

8. カラムを再度取り付けます。

9. 移動相の送液を再開します。移動相が水に親和性がない場合は、

まず中間溶媒でフラッシュ洗浄します。

より強力なクリーニングが必要な場合は、最大 30% までの高濃度のリン酸を使用できます。システムに質量分析計が含まれている場合は、リン酸を置換できます。25% ギ酸 25% IPA および 50% 水ですすぎます。

 

 

システムの酸洗浄フラッシュの実行(注:これはフローセルの下流で問題が発生した場合の完全なシステムフラッシュ洗浄です)

 

システムの汚染により、フローセルが汚染されることがあります。

システムが汚染された場合は、システムの酸洗浄フラッシュを実行します。

この手順では、バイナリーソルベントマネージャ、ソルベントマネージャ、およびフローセルを洗浄します。

 

溶媒を調製するには

 

1. 50:50 (v/v) メタノール:水の混合液を、以下のように調製します。

a. 500 mL の水をメスシリンダーで測ります。

b. 別のメスシリンダーで、500 mL のメタノールを測ります。

c. メタノールを水に加えて 5 分間混和します。

2. 30:70 (v/v) リン酸:水の混合液を、以下のように調製します。

a. 700 mL の水をメスシリンダーで測ります。

b. 別のメスシリンダーで、300 mL のリン酸を

測ります。

c. リン酸を水に加えて 5 分間混和します。

3. 1 L の移動相リザーバーを 100% の水で満たします。

4. 1 L の移動相リザーバーを 100% のイソプロパノールで満たします。

注:このクリーニング手順には、

溶媒がフローセルの汚染物質を除去するために調製されると、約 6 時間かかります。

システムの酸洗浄フラッシュを実行するには

1. サンプルマネージャおよびソルベントマネージャのボトルフィルターを取り外します。

2. すべてのライン(A1、A2、B1、B2 シール洗浄、弱ニードル洗浄、および強ニードル洗浄)を

50:50 のメタノールと水に入れます。

3. 各溶媒ラインをそれぞれ 5 分間プライムします。

4. シール洗浄をプライムします。

5. 洗浄シリンジとサンプルシリンジを 4 サイクルプライムします。

6. インジェクターの後の流路で圧力リストリクターを接続して、

システムで 2000 psi の背圧を形成させます。

7. 1 mL の移動相をオートサンプラーバイアルに移し、

位置 1:A,1 に配置します。

8. 装置メソッドを次のパラメーターで作成します:

a. 流量 = 0.5 mL/分

b. グラジエント組成 50% A1:50% B1

c. フルループ注入

9. 移動相が含まれるバイアルからフルループ注入を 30 回行います。

実行時間を 0.5 分に設定します。

注:このステップには約 30 分かかります。

10. 100% イソプロパノールを溶媒として使用して、ステップ 1 ~ 8 を繰り返します。

この洗浄ステップでは溶出物を光学検出器に通さないでください。

リストリクターは廃液に接続してください。

11. 100% 水を溶媒として使用して、ステップ 1 ~ 8 を繰り返します。

注:リン酸洗浄を実施する前に、

移動相ボトルからシール洗浄ラインを取り外します。

12. 30:70 (v/v) のリン酸:水を溶媒として使用して、ステップ 1 ~ 8 を

繰り返します。

13. すべてのフローセルの汚染物質を完全に除去するには、

さらに 3 時間、リン酸混合液の送液を続けます。

14. 100% 水を溶媒として使用して、ステップ 1 ~ 8 を繰り返します。

15. 50:50 (v/v) メタノール/水を溶媒として使用して、ステップ 1 ~ 8 を

繰り返します。

16. サンプルマネージャおよびソルベントマネージャのボトルフィルターを交換します。

注:質量分析計がシステム内にある場合、リン酸フラッシュ洗浄の代わりに、25% ギ酸、25% IPA および 50% 水でギ酸フラッシュ洗浄できます。

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