2414 RI 検出器でベースラインが不安定:セル汚染の診断手順とクリーニング手順 - WKB81625
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症状
- 2414 示差屈折率検出器でベースラインノイズが不安定
環境
- 2414 示差屈折率検出器
原因
セルの汚れ
解決策
- 2414 本体で Diag(診断)ボタンを押します。
- 6 番目の Service(サービス)を選択します。
- パスワードを入力します。[パスワードは 1147]
- 3 番目の LED/Optics Adjust(LED/光学系の調整)を選択します。
- 「Cell temperature control is turned off.」(セルの温調が切れます。)という警告が表示されますが Enter を押します。
- mA の値が 150 を超えると、LED にかかっている電圧が大きすぎるのでセルの洗浄が必要です。
2414 検出器のフローセルをクリーニングするには:
洗浄液 = 6N 硝酸溶液、水
流量 = 0.1 ~ 0.5mL/分(圧力が 100 psi を超えない流量)
洗浄方法:ポンプと2414検出器を直結し、検出器はパージモードに設定する。
まずは 6N 硝酸溶液を 2 時間以上、場合によっては終夜で送液し洗浄します。その後、水に置換して 6N 硝酸溶液送液量の 3 倍量送液して、完全に硝酸を洗い流します。
メモ(参考):
6N 硝酸溶液調整方法:濃硝酸 1 単位に水を加えて全量を 2.2 倍の体積にする。
追加情報
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