1525/2489/7725i Breeze システムでのシステム容量の問題により、ピーク割れ、ショルダーピーク、注入間で一貫性のないピーク形状が発生する - WKB84698
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症状
- 1525/2489/7725i Breeze システムで、ピーク割れ、ショルダーピークが発生し、注入間のピーク形状が一貫しない
環境
- 1525 クロマトグラフィーポンプ
- 2489 UV 検出器
- 7725i マニュアルインジェクター、10 μL ループ
原因
実験結果の分析に基づいて、次の原因が考えられます:お客様の特定の実験条件下で、サンプルのクロマトグラフィー挙動に大きく影響したシステム容量の問題により、混合が不十分になりました。
解決策
- カフェインを使用してテスト注入を行うと、ピーク形状は正常でした。したがって、これらの症状はアプリケーションに固有であると推測しました。「追加情報」で実験条件(通常とは若干異なる)を参照してください。
- お客様からのフィードバックによると、2707 オートサンプラーを使用する場合、PL システムとフルループシステムの両方でピーク形状は正常でした。7725i と 2707 の物理的構造の違いにより、その特定のアプリケーションで異なる結果が生じると推測しました。
- 2707 で元の 10 µL ループを 100 µL ループに置き換えても問題が解決されませんでした。
- 2707 から 7725i への接続チューブを再接続し、テスト注入を実行すると、ピーク形状が正常でした。
- 最終的に、7725i インレットチューブを内径 0.04 インチの 30 cm チューブに交換し、テスト結果は予想どおりでした。
追加情報
実験の条件
a. カラム:TSKgel
b. 移動相 A:Trics(2.42 g の Trics を 1 L の水に溶解し、ギ酸を使用して pH を 9 に調整)。B:Trics + NaCl(2.42 g Trics と 58.44 g NaCl を量って、1 L 水に溶解し、ギ酸を使用して pH を 9 に調整)
c. LC 条件:
時間 |
流量 |
%A |
%B |
曲線 |
|
0.50 |
50.0 |
50.0 |
6 |
10 |
0.50 |
40.0 |
60.0 |
6 |
25 |
0.50 |
30.0 |
70.0 |
6 |
26 |
0.50 |
50.0 |
50.0 |
6 |
40 |
0.50 |
50.0 |
50.0 |
6 |
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