2489 UV/Vis Detector 波長モード「デュアル」は「シングル」と比較して再現性が劣りますか(必要なサンプリングレートの確認方法)? - WKB88888
環境
- 2489 UV/Vis 検出器
- Empower
回答
2489検出器を波長モード「デュアル」で使用する場合、使用可能なサンプリングレートは1あるいは2ポイント/秒になります。
「シングル」の場合は1~80ポイント/秒のあいだで選択可能です。
再現性のある測定をする場合、1ピークあたり15ポイント以上が必要と言われています。
もしクロマトグラム上のピークの幅が15秒の場合、必要なサンプリングレートは1ポイント/秒ですし、ピークの幅が7.5秒の場合は必要なサンプリングレートは2ポイント/秒となります。つまり、クロマトグラム上のピークの幅がせまくなると、必要なサンプリングレートは大きくなる、ということになります。
2489検出器はHPLC用の検出器ですので、HPLC用のカラムでは、1つのピークの幅が7.5秒よりもせまくなることはあまりありません(UPLCではもっとせまくなることはあります)。よって、デュアル取り込みにすることで選択できるサンプリングレートは減りますが、1ピークあたりに必要なポイント数、15ポイントが取得できていれば再現性に問題はありません。
追加情報
Empower上で1ピークあたりに何ポイント取得できているのか確認する場合は、
結果のレビュー画面のピークテーブル上で「ピーク内のポイント数」という項目を確認します。
もしこの項目が表示されていない場合は、ピークテーブル上で右クリック「テーブルのプロパティ」を選択し、
表示しない列のリストから「ピーク内のポイント数」のチェックをはずします。
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