検出器のセットアップが失敗し、ビームエラーが発生する - WKB12269
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症状
- 検出器電圧の設定中にエラー「Beam error - too many beam intensity failures」(ビームエラー - ビーム強度の失敗が多すぎます)または「Beam error - beam too weak」(ビームエラー - ビームが弱すぎます)が発生する
- LeuEnk のビームが安定している場合でも問題が発生する
- 流量または感度が高いと、ビーム強度を十分に向上できない
- Leu Enk の異常な同位体パターン(2 番目と 3 番目の同位体ピークの相対強度が正しくないか、同位体の間にアーティファクトピークが存在する)
- 2 番目の C13 同位体 (M+2) は表示されない
環境
- Xevo G2
- Xevo G2-S
- Xevo G2-XS
- Xevo G3
- SYNAPT G2
- SYNAPT G2-S
- SYNAPT G2-Si
- SYNAPT XS
原因
この問題は、Detector Setup(検出器のセットアップ)の開始時の検出器の電圧が高すぎる、または、低すぎることに関連しています。
解決策
- [MS Tune]画面で、Setup(設定)ドロップダウンメニューに移動して System View(システムビュー)を選択します。
- パスワードに access を入力します。
- システムドロップダウンメニューに移動します(システム 1 またはシステム 2 タブではありません)
- Auto Values(自動値)を選択し、Resolution Mode(分解能モード)で検出器電圧を手動で調整します
- シグナルが高すぎて、実際のピークの後に、アーティファクトのピークが出現している場合、検出器の電圧を電圧を下げてアーティファクトを取り除きます。LeuEnk が、まだ強いシグナルを出していることを確認してください。
- シグナルが低すぎて Leu Enk の同位体パターンが異常な場合は、検出器の電圧を e5 の半ばにシグナルが達するよう上げます。
- Update(更新)および Close(閉じる)をクリックします。
- システム設定を示した[MS Tune]画面のバックアップを EPC に保存します
- Detector Setup(検出器のセットアップ)を実行します。
- 必要に応じて、Negative Ion(ネガティブイオン)モードについても繰り返し、システム設定を EPC にもう一度バックアップして、最適な値を保存します
追加情報
ビームが安定していることを確認します(脱溶媒温度およびガス流量が高すぎると、ビームが不安定になることがある)
公称質量の位置は必要に応じて調整する必要があります
キャピラリ電圧が高すぎると、検出器の過負荷が発生することがあります
検出器ゲインの急激な変化は、通常、新しい検出器を使用した場合や、数ヶ月間停止していた装置の電源を最近入れた場合に見られます。
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