ACQUITY QDa 質量検出器での「Turbo power low」(ターボ出力が低すぎる)というエラーメッセージ - WKB7110
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症状
- ターボ出力リードバックは 35〜37 W
- 重大なリードバックエラー
- 「Turbo power low」(ターボ出力が低すぎる)エラーメッセージ
- アパーチャーキャリアーとディスクを交換してもターボ出力リードバックがない
環境
- ACQUITY QDa 質量検出器
原因
真空度は本質的に良くなりすぎており、真空度を維持するためのターボの必要出力は少なくなっています。出力のリードバック値が 37 以下の場合、エラーメッセージが表示されます。
解決策
- ヘルスモニターの「低ターボ出力」のチェックを無効にします。
- ヘルスモニターの「重要なリードバックのチェック」、および「重要なリードバックの確認に失敗しました」のチェックを無効にします。
- QDa の電源を切り、5 分間電源を切ったままにします。
- 電源を入れます。
- 装置が感度仕様に適合していることを確認します。
追加情報
このエラーメッセージは、ML および Empower で制御するシステムの両方に表示されます。このエラーメッセージは、diff アパーチャー領域の詰まりの信号を送ることを意図しています。ターボのリードバック値が 30~34 を下回る場合、詰まりが発生する可能性があります。シールの設計が改善されているため、ターボ出力が 40~44 か、35~39 である装置が増えてきました。
装置の感度が仕様を超過している場合、この回避策で動作するのに問題はありません。
更新された真空仕様限界は、将来的には TBD に含まれます
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