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MSスキャンにて、目的化合物が開裂したスペクトルが検出される: Collision Energyが原因の場合 - WKB74705

Article number: 74705To English version

症状

  • MSスキャンにて、目的化合物が開裂したスペクトルが検出される

環境

  • SYNAPT G2-S
  • SYNAPT G2-Si
  • Xevo G2-S
  • Xevo G2-XS

原因

コリジョンセルに充填されているアルゴンガスに衝突して分解している。

解決策

MS メソッドのCollision EnergyをOffにした場合、6Vのコリジョン電圧が印加されます。
以下の図のように、Collision Energyの設定を On にした後、6Vより小さい値(例えば 3V)を指定します。

clipboard_ecd307321db3e9ff442a75f4ff00c3b64.png

解決しない場合は、以下の記事も参照ください。

MSスキャンにて、目的化合物が開裂したスペクトルが検出される: 温度が原因の場合
MSスキャンにて、目的化合物が開裂したスペクトルが検出される: StepWaveが原因の場合

 

追加情報

次のようなイオンが、インソース分解しやすい傾向にあります。
m/z 300 以下のイオン
– 価数が大きいイオン
– 構造上不安定なイオン

id74705, argon, Arガス, collision cell, SYNG2SHD, SYNG2SHDML, SYNG2SIHD, SYNG2SIMS, SYNG2SMS, SYNG2SMSML, XEVOG2SQTF, XEVOG2STOF, XEVOG2XSTF, ステップウェーブ