対象ピークは、QDa で感度が低くベースラインノイズが高いのに、PDA/TUV では UV シグナルが強い - WKB89317
Article number: 89317To English version
症状
- 予想される分析種(対象ピーク)が QDa で感度が低い
- QDa TIC でベースラインノイズが高い
- 予想される分析種(対象ピーク)の UV シグナルが強い
環境
- ACQUITY QDa 質量検出器
- ACQUITY UPLC TUV 検出器
- ACQUITY UPLC PDA 検出器
- MassLynx
- Empower
原因
QDa では、それの予想される対象ピーク以外に、クロマトグラフィーで分離された多くのピークが検出されています。複数の化合物が同時に溶出する場合、予想される分析種のシグナルは予想より低くなります。これが、ベースラインが高い原因です。これらの化合物は、溶液中の同じ電荷をめぐって競合します。そのため、質量分析計からは低シグナルが見られるが、光学レスポンス(UV シグナル)が安定/正常であることは非常に一般的です。
解決策
- すべての移動相溶媒を新しく調製した溶媒に交換します。
- カラムを新しいものに交換します(可能であれば)。
- システムとカラムを、新しく調製した移動相溶媒(0.1% ギ酸を含む)でフラッシュ洗浄します。
追加情報
id89317, A-30PDA, A-30UV, baseline, EMP2LIC, EMP2OPT, EMP2SW, EMP3GC, EMP3LIC, EMP3OPT, EMP3SW, EMPGC, EMPGPC, EMPLIC, EMPOWER2, EMPOWER3, EMPSW, MLYNX, MLYNXV41, noise, QDA, SUP, SUPMM, UPAPDA, UPARPTUV, UPC2PDA, UPPDA, UPPDAARC, UPPDAARCB, UPPDA-E, UPPDA-L, UPPDALTC, UPPDATC, UPPPDA, UPPTUV, UPTUV, UPTUVARC, UPTUVARCB, UPTUV-E, UPTUVTC