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Waters Japan

Empower 3 ACQUITY QDa Mass Detector から Waters Switching Valve を制御する方法 - WKB100387

Article number: 100387To English version

目的または目標

  • ACQUITY QDa Mass Detector から Waters Switching Valve を制御する

環境

  • Empower 3
  • ACQUITY QDa 質量検出器
  • Waters Switching Valve

手順

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■背面の配線
バルブ背面の赤と黒の配線を、QDaの背面の緑の端子、Switch(Out)③④に接続します。
余力があれば、バルブ背面から1本ずつ差し込んでいるケーブルの箇所に2本ずつ突っ込み、バルブ背面の+の一本をQDaの①、もう一本をQDaの③に、
バルブ背面のGrandの一本をQDaの②、もう一本をQDaの④に入れると、スタンバイになった瞬間に廃液になります。

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■Waters Switching Valve(2ポジション6ポートバルブ)の前面の配管
バルブのポジションの切り替えによって、予定していた流路と逆の流路になる場合は、例えば今、1,2,3番のポートを使っているなら、2,3,4番のポートを使うように変更します。

■装置メソッドの設定
QDaのイベントタブで、以下のように設定します。
※以下の設定の場合、以下のような動作になります。
測定開始~2分:廃液へ
2分以降:QDaへ
※Qdaのイベント設定は、設定時間にデータ取り込みを行っていないと実行されないので、設定時間に取り込みを行うファンクションを設定します。

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追加情報

■上記設定をしても動作しない場合の確認方法

①Waters Switching Valveがリモート状態になっているかどうかの確認
バルブ全面の青い矢印ボタンを押して表示される数字が切り替わるようであれば、
現在リモートモードになっていない(手動コントロールモード)ということになります。
その場合は、青い矢印ボタンの間にある白い四角ボタンを押して、リモートモードにします。
青い矢印ボタンを押しても表示される数字が切り替わらないことで、現在リモートモードであると判断できます
(白い四角ボタン横のLEDの切り替えでも判断可能です)。
Empowerからの測定をリモート状態で実施していなかった場合は、リモート状態での測定を試します。
Empowerからの測定中に、2分経過した時点で表示される数字が切り替わることを確認します。

②Waters Switching Valveのポジションによる流路の確認
数字は切り替わるけれどもピークが検出されない場合は、いちどバルブを手動モードにし、どちらの数字が表示されているときに、
QDa側に流れるのかを確認します。
バルブからQDaをつなぐ配管のバルブ側をはずした状態で送液を実施し、バルブを切り替えて、どちらの数字が表示されているときに流れてくるのかを確認します。
次に、配管を元通りに接続して、装置メソッドのイベント設定でオンにしたときとオフにしたときでどちらの数字が表示されるかを確認し、設定します。

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