メソッドのバージョン管理:分析法バリデーションプロトコルおよび解析メソッド - Tip 244
目的または目標
Get Empowered! へようこそお戻りになりました。Empower クロマトグラフィーデータソフトウェアに関する前回の「今週の Empower Tip」ブログで、サンプルセットメソッドに適用されるメソッドのバージョン管理について学習ました(ヒント #243)。
今週のヒントでは、分析法バリデーションプロトコルおよび解析メソッドに焦点を当てて、メソッドのバージョン管理に関するシリーズを続けます。
環境
- Empower
- 今週の Empower Tip #244
手順
分析法バリデーション試験によるメソッドバリデーションプロトコルの変更
ステップ 1
「AAA Validation」(AAA バリデーション)の現在のメソッドバージョンは 1 です(図 1)。
ステップ 2
[バリデーション試験]を開き、[システム精度]を有効にしてプロトコルを変更します。変更を保存します(図 2)。
ステップ 3
[メソッドのプロパティ]では、バリデーションプロトコルのメソッドバージョン 5 が作成されています。「メソッドバージョン 5」および「メソッドバージョン 1」を反転表示します。[相違]をクリックします(図 3)。
ステップ 4
2 つのバージョンの相違点は、[システム精度]が有効になっているかどうかです(図 4)。
ステップ 5
「メソッドバージョン 1」は、プロジェクト画面の現在のバージョンのままです(図 5)。
分析法バリデーション試験以外での分析法バリデーションプロトコルの変更
ステップ 6
[バリデーションプロトコル]を右クリックし、[システム精度]を無効にするなどの変更を行います(図 6)。
ステップ 7
バリデーションプロトコルのメソッドバージョン 6 が現在のバージョンになりました(図 7)。
解析メソッド:結果に関連付けられた非現在のバージョンを現在のバージョンにする
ステップ 8
解析メソッド「19Jul」はメソッドバージョン 1 です(図 8)。
ステップ 9
メソッドを変更します。この例では、[立ち下がり %]が変更されます。同じ名前で保存します。現在のメソッドバージョンは「メソッドバージョン 2」になりました(図 9)。
ステップ 10
[メソッドの相違]では、[立ち下がり %]の変更が表示されます(図 10)。
ステップ 11
解析メソッドの「メソッドバージョン 1」で生成された結果を[レビュー]に持ち込みます。[立ち下がり %]は「0.100」です(図 11)。
ステップ 12
現在のバージョンと同じ名前を維持しながら(バージョンが「メソッドバージョン 3」になる)、[ファイル]メニューから[解析メソッドに名前を付けて保存]を選択します(図 12)。
ステップ 13
[メソッドの相違]は、「メソッドバージョン 3」の[立ち下がり %]が、「メソッドバージョン 1」のように元の値に戻っていることを示しています(図 13)。
簡単ですね!
追加情報
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