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Waters Japan

[純度(バイアル)]と[純度(成分)]の比較 - Tip 292

Article number: 241643To English version

目的または目標

[純度(バイアル)]と[純度(成分)]の違いを理解する。

環境

  • Empower
  • 今週の Empower Tip #292

手順

ステップ 1
異なるフィールドの意味をより深く理解するために、外部標準試料のキャリブレーションから始めて、これらのフィールドを使用しないキャリブレーションと定量を見てみましょう。キャリブレーションするとき、[濃度]フィールドに表示される値は、[成分の編集]での標準試料の指定値と同じです(図 1)。
Figure_1.png

ステップ 2
定量を行うとき、サンプル内の成分について計算された濃度が表示されます(図 2)。
Figure_2.png

ステップ 3
[成分の編集]にある[純度(バイアル)]フィールドでは、標準成分の純度値を指定できます。許容範囲は 0.001 ~ 150.000 です。この例では、プロピルパラベンに 99.000 の値が指定されています(図 3)。
Figure_3.png

ステップ 4
キャリブレーションを行うとき、プロピルパラベンの濃度は、純度値 99.000 に基づいて 0.02000 ~ 0.019800 に調整されます。[レビュー]の[ピーク]テーブルに[純度(成分)]フィールドを追加して、[成分の編集]で指定した純度値を表示することができます(図 4)。
Figure_4.png

ステップ 5
定量を行うとき、プロピルパラベンの計算濃度が 0.065514(ステップ 2)から 0.064859 であることがわかります。[純度(成分)]フィールドには、サンプル成分について 100 が表示されます。これは、基本的に計算に影響しません(図 5)。
Figure_5.png

ステップ 6
内部標準試料のキャリブレーションおよび定量で、すべての標準試料とサンプルに適用される内部標準試料の純度値を指定することが必要になる場合があります。この例では、プロピルパラベンが内部標準試料です(図 6)。
Figure_6.png

ステップ 7
キャリブレーションを行うとき、内部標準試料の濃度は、[成分の編集]で指定された純度値に基づいて調整されます。(図 7)。
Figure_7.png

ステップ 8
定量を行うとき、エチルパラベンの計算濃度は、内部標準試料の純度値の影響を受けます(図 8)。
Figure_8.png

追加情報

これは、Pro または QuickStart インターフェースで実行できます。