[メイン画面]からの時間マスクロマトグラムについての操作方法 - Tip 118
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目的または目標
Get Empowered! へようこそお戻りになりました。Empower クロマトグラフィーデータソフトウェアに関する前回の Empower 今週のヒント記事で、インジェクションベースの予想質量解析を実行する方法を学習しました(ヒント #117)。
今週は、[メイン画面]内の機能を中心に短いブログシリーズを始めます。これにより、ACQUITY QDa MS データの処理が簡単になります。時間マスクロマトグラムから始めます。
ヒント#61 では、指定された開始時刻に質量を指定するチャンネルを作成し、時間マスクロマトグラムを生成する方法を学習しました。これにより、感度が最大化され、質量の差にかかわらず、全成分の定量を実現できます。
それでは始めましょう。
環境
- Empower
手順
- まず、3D MS チャンネルを[レビュー]に持ち込み、TIC プロットを抽出し、[解析メソッド]を開いて、ピークを波形解析します。ピークの質量を記録します。

- [解析]メニューで、[時間 MS クロマトグラムを作成]を選択します。

- これは、元の TIC プロットの積み重ねプロットと時間マスクロマトグラムの重ね書きです。[チャンネルの説明]により、どれがどちらであるかが示されます。クロマトグラムの相違に注意してください。

- 元の TIC プロットで 3.33 分のピークを波形解析すると、10.9 対 1 のシグナル対ノイズ比が得られます。

時間マスクロマトグラムで同じピークを波形解析すると、985 対 1 のシグナル対ノイズ比が得られます。感度が向上したため、クロマトグラムの波形解析がはるかに簡単であり、ベースラインのノイズははるかに少なくなります。
簡単ですね!
追加情報
- 時間マスクロマトグラムは自動的に[メソッドセット]の[チャンネルテーブル]に追加されます。
- この手順は、クイックスタートまたはプロフェッショナルインターフェイスを使用して実行できます。
- ACQUITY QDa 質量検出器は Alliance HPLC システムと適合性があります。
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