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インジェクションベースの予想質量解析を実行する方法 - Tip 117

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目的または目標

Get Empowered! へようこそお戻りになりました。Empower クロマトグラフィーデータソフトウェアに関する前回の Empower 今週のヒント記事で、成分ベースの予想質量解析を実行する方法を学習しました(ヒント #116)。

今週のヒントでは、サンプルに指定された質量が存在するかを判断する別の方法、「インジェクションベースの予想質量解析」について検討します。

インジェクションベースの予想質量解析には以下の利点があります。1) [解析メソッド]でピークを特定する必要がなく、2) サンプルマトリックスの影響に起因する「付加イオン」に関連する質量を検索できます。

それでは始めましょう。

環境

  • Empower

手順

  1. [サンプルセット]を右クリックして、[サンプルの変更]に持ち込みます。[ターゲットマス]フィールドに予想質量を入力します。(あるいは、データを取り込む前に、[サンプルの分析]で入力することができます)
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  1. ピーク検出と波形解析のための簡単な解析メソッドを作成します。[MS 予想質量]タブで、[注入を基にした解析]のラジオボタンをクリックします。予想質量のリストで、「予想質量のリストに未補正のターゲットマスまたはベース質量を含めます」のボックスにチェックを入れます。これを選択しない場合は、少なくとも 1 つの付加イオンを指定する必要があります。付加イオンを指定するには、付加イオンのあるイオン化モードを選択し、質量を入力します。(ピークの分離についてはヒント#116 を参照してください)。
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  1. [メソッドセット]で、[既定の解析メソッド]を追加して、画面下部の[予想質量解析]ボタンをクリックします。
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  1. [チャンネル名]フィールドおよび[解析メソッド]で「3D MS チャンネル」を選択し、次に[OK]をクリックします。
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  1. [メソッドセット]を使用して[3D MS チャンネル]を解析し、[結果]タブに進みます。
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  1. 新しい結果を[レビュー]に持ち込みます。ピークにベースピークのラベルを付けて、「検出マス」と「チャンネルの説明」にある「ターゲットマス」を比較します。

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簡単ですね!

追加情報

  • [解析メソッド]の[MS 3D チャンネル]タブで、[3D MS チャンネルプロセス]を有効にする必要はありません。
  • この手順は、クイックスタートまたはプロフェッショナルインターフェイスを使用して実行できます。
  • ACQUITY QDa 質量検出器は Alliance HPLC システムと適合性があります。

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