TargetLynx で LOD および LOQ はどのように計算されますか? - WKB12661
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環境
- MassLynx 4.1 および 4.2 および TargetLynx(古いシステムでは QuanLynx も含まれる)
- 検出限界 (LOD)
- 定量限界 (LOQ)
回答
1. 測定された「クロマトグラムノイズ」(TargetLynx で表示できる)は、ピーク高さ [IS]/ピーク面積 [IS] の比率でノイズを除算することにより、ノイズ面積に変換されます。[IS = 内部標準]
2. ノイズ面積は、IS 濃度/IS 面積の比率を面積に掛けることにより、ピークレスポンスに変換されます。
3.ピークレスポンスは、LOD ファクターをレスポンスに掛け、検量線のグラジエント(直線キャリブレーション)またはレスポンスファクター(RF キャリブレーション)で除算することにより、検出限界 (LOD) に変換されます。
ターゲットイオンが計算で使用されている場合はより複雑になります([Use trace in Response Calculation](レスポンス計算でトレースを使用しますか)パラメーターが有効になっている):
- 主要化合物のレスポンスにターゲットピークが含まれている場合、(1) で使用されているノイズは、ターゲットノイズの高さ +プライマリーノイズの高さになります。
- 内部標準化合物のレスポンスにターゲットピークが含まれている場合、(2) で使用されている「IS 面積」は、ターゲット [IS] 面積 + IS 面積になります。
Excel で計算を実行し、TargetLynx の場合と同じ結果を生成できるはずです。
追加情報
注:サンプルの化合物にピークが検出されない場合、そのサンプルの化合物の LOD または LOQ は報告されません。
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