エラーメッセージ:「Positive and Negative Resolution expiry」(ポジティブ分解能およびネガティブ分解能が期限切れています) - WKB1438
症状
- システムステータス:Not ready(準備ができていません)
- Positive and negative resolution expiry(ポジティブ分解能およびネガティブ分解能が期限切れています)
環境
- MassLynx 4.1
- MassLynx 4.2
- Empower 3
- IntelliStart
原因
- Intellistart によって作成されたポジティブおよびネガティブの分解能ファイルが期限切れです。
解決策
- X 日ごとにシステムの分解能を確認するように SOP で規定されている場合は、ユーザーは Intellistart 分解能セットアップを再実行してエラーを解消する必要があります。
- スケジュールに基づいてシステムの分解能を確認するように SOP で規定されていない場合は、有効期限確認を使用不可にできます。
- MS コンソールに移動します
- 左のツリー表示から Intellistart を選択します
- Configure(設定)メニューに移動して、Intellistart Configuration(Intellistart 設定)を選択します
- Positive and Negative Resolution expiry(ポジティブ分解能およびネガティブ分解能が期限切れ)のチェックマークを外します。
追加情報
注:この解決策は、MassLynx または Empower によってコントロールされるすべての四重極ベースシステムの分解能ファイルおよびキャリブレーションファイルの期限切れ、およびサービスの期限切れに適用できます。ほとんどのシステムの場合、オプションは Configure > Intellistart configuration(設定 > Intellistart 設定)です。QDa の場合、オプションは Configure > Health Monitor configuration(設定 > 正常性モニター設定)であり、Console(コンソール)を Service Mode(サービスモード)に設定する必要がある場合があります。
Intellistart は、特定のファイルが期限切れになった際(分解能の設定、質量キャリブレーション、ファイルの調整など)や、システムに(サービスの満期で)予防是正措置が必要な際にユーザーに警告するように設計されています。このようなチェックは、SOP で、これらのファイルが許容日数外の場合には作業ができないと規定されている規制対象ラボに適用されます。チェックでは、システムがサンプルを実行できないようにするというメッセージが表示されます。デフォルトは 180 日間ですが、365 日間の設定が一般的です。ラボにこのような制限を適用しない場合は、有効期限チェックを使用不可にすることができます。
日数を変更するには、コンソールで Configure > Intellistart Configuration(設定 > Intellistart 設定)に進み、変更したい行を反転表示して、Properties(プロパティ)を押します。次に表示されるページで、日数をデフォルトの 180 から変更できます。
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