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Waters Japan

2414 示差屈折率検出器でベースラインが上にドリフトする - WKB221054

Article number: 221054To English version

症状

  • ベースラインが上にドリフトする

環境

  • 515 HPLC ポンプ
  • 2414 示差屈折率検出器
  • e2695 Alliance

原因

  • レファレンスセルと分析セルの間の平衡化が不十分です
  • 温度
  • システム、カラム汚れがだらだらでる
  • 廃液チューブの配管
  • 移動相

 

解決策

  1. リファレンスと分析側のセルの平衡化不足
    →パージ時間を長くとる(30 分程度)ことで改善できないかを確認します。

  2. 温度(カラムヒーターと2414検出器のセル温度)
    →セル温度をカラム温度になるべく近づけます。

  3. システム、カラム汚れがだらだらでる
    →カラムの洗浄については、カラムのCare&Useを参照します。
    システムの洗浄方法については、2695 Separations Module システム洗浄方法 - WKB91424を参考にします。
    ※溶媒フィルタ(溶媒ボトルに入っているラインの先についているフィルタ)は、システム洗浄前にはずして超音波洗浄し、システム洗浄後にとりつけます。
    ※システム洗浄の際は、RI検出器はパージ状態にして、リファレンスセルも洗浄します。
    ※システム洗浄の際は、マニュアルインジェクタのバルブを切り替えて、バルブも洗浄します。
    ※システム洗浄の際、ベースラインをモニターして、ドリフト具合を確認することも可能です。
     その際は、カラム無しだとドリフトしやすいので、もう使わないカラムがあれば、それを接続するとよいかもしれません。

  4. 廃液チューブの配管
    検出器アウトレットからの廃液ラインが曲がっていないか、溶媒ボトルの廃液に浸かっていないかを確認します。

  5. 移動相
    →新規調製し、ボトルごと交換します。複数の溶媒の混合液を使用する場合、混合不足が原因の可能性もあります。

追加情報

id221054, 2414, 2414B, 515, A-10RI, ALLCOLCLR, ALLCOLHTR, ALLCOLHTRB, baseline, column heater, solvent filter, ソルベントフィルター