ACQUITY サンプルマネージャ固定ループでのエラー:「Failed to Calibrate System Volume」(システム容量のキャリブレーションに失敗) - WKB8630
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症状
- システム容量のキャリブレーションに失敗
- 他のすべての診断テストに合格(シリンジリークテスト、BSM ダイナミックリークテスト、VDD は再現良くキャリブレーション可能、など)
環境
- M-Class サンプルマネージャ固定ループ (SM-FL)
- ACQUITY UPLC サンプルマネージャ
- ACQUITY I-Class SM-FL
- 100% メタノールまたは 100% 有機溶媒
原因
- VDD が、キャラクタライズにて加圧される際、必要なエアギャップを認識していません。
- 加圧測定中の圧力に上昇が観察され、問題が発生する(VDD ではエアギャップが検出されない)。
- キャラクタライズが停止し、圧力が徐々に低下する。
解決策
以下の解決策のいずれかを実行します。
- 適切な有機溶媒または水に切り替えます
- 装置メソッドを使用してエアギャップのサイズを大きくします:
- 装置メソッド/インレットメソッドの、エアギャップを 6 μL から 8 μL の間に編集します。自動 (Automatic) は 4μLです。
- 装置が新しいエアギャップ設定値を受け入れるように、メソッドをセットアップあるいは Load Method を実行します。
- “ニードルおよびループ容量キャラクタライズ”は、最後にセットアップメソッド/ロードメソッドを実施した条件を使用して、キャラクタライズを実行します。
- エアギャップを大きくすると、エアギャップが有機溶媒に完全に溶解するのを防ぐことができます。
- hyperterminal コマンドを使用してエアギャップのサイズを大きくします:
- Web ブラウザーにモジュールの IP アドレスを入力します
- [Start Terminal Emulation](ターミナルエミュレーションの開始)を選択し、[Go!](実行)を押します。
- 「setairgaps X Y」(X はエアギャップ前ギャップ、Y はエアギャップ後ギャップ)を入力してから、[Send](送信)を押します。
- 「CmdMon>」が返され、メッセージが付いていません。これは、コマンドが受け入れられたことを意味します。メッセージが表示された場合は、入力ミスがある可能性があります
追加情報
試験に不合格する場合の圧力変動:
試験に合格する場合の圧力変動:
id8630, inlet method, methanol, sample manager, UPLCCHIVD, UPMASM, UPMBSM, UPMSMFL, UPSMPMGR, ハイパーターミナル