ACQUITY FTN 面積値再現性不良 - WKB99828
症状
- H-Class での面積再現性が悪い
環境
- ACQUITY UPLC H-Class
- ACQUITY UPLC サンプルマネージャ - フロースルーニードル PLUS(SM-FTN PLUS)
- ACQUITY UPLC I-Class
戦略
- サンプルシリンジのリークテストを実施してシリンジの漏れの有無を確認する WKB19485
- シリンジに漏れがある場合はシリンジを交換します
- 参考動画 シリンジ交換 https://videos.waters.com/ja/detail/video/17288689001/replacing-the-sample-metering-syringe?autoStart=true&q=Syringe
2.ニードルシール準備テストを実施してニードルシールからの漏れ有無確認する - WKB99826
- ニードルシールの漏れがある場合は、ニードルシールを交換します
追加情報
ピーク面積値の再現性が得られない場合、下記も確認します。
・ サンプル量不足
サンプルが十分にバイアル中にあることを確認します。
サンプルが微量の場合、ACQUITYシステム用の微量バイアルをご使用下さい。
・ セプタムの確認
Waters製バイアルセプタムには、スリットの入った「プレスリット」タイプのセプタムがあります。
大容量注入や、同じバイアルから複数回注入を行う場合、通常のセプタムでは密閉性が高く、内圧が下がりサンプル注入量を正確に吸えないことがあります。
スリットタイプを使用することで内圧調整が可能です。
・ サンプルシリンジ内に気泡がはいっていないか確認
気泡が見つかった場合は、パージを実施します。
・ 吸引量の確認
注入前後の重量を測定することで、設定値どおり吸引できているかどうかの目安となります。
① サンプルバイアルに超純水を準備し、バイアル瓶ごとに重量を測定
② ①のバイアルから注入(例:10μL*10回インジェクション)
③ サンプルバイアルごと重量を測定
④ 〔①の重量〕-〔③の重量〕=〔②の理論値〕であることを確認
★カラムが接続されている場合、超純水が注入されても問題ないカラムか確認します。
問題のある場合、カラムを外した状態で行います。
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