IntelliStart を使用して Waters SQD2 質量検出器で分解能セットアップとキャリブレーションを実行する方法 - WKB100031
目的または目標
IntelliStart を使用して Waters SQD2 質量検出器で分解能セットアップとキャリブレーションを実行する。
環境
- MassLynx
- SQ 検出器 2
手順
[Positive](ポジティブ)イオンモードと[Negative](ネガティブ)イオンモードの両方で、単位質量の[Resolution](分解能)モードの、装置の分解能セットアップとキャリブレーションを実行します。
準備:
a. ソースハウジングの上部にあるバーニアねじ (X) を 5 に設定して、プローブの初期水平位置を設定します。
b. プローブ上部のカラー (Z) をバーニアスケール 7 に設定して、プローブの初期垂直位置を設定します。
c. プローブ先端の約 0.5 mm が見えるように、キャピラリー位置を設定します。
1. MassLynx のメインページ上の MS Console(MS コンソール)アイコンをクリックします。
2. 流路系洗浄ラインを 70:30 アセトニトリル/水の溶液でプライムし、キャリブレーション溶液(ヨウ化ナトリウム/ヨウ化セシウム、部品 700006006-3)が入っているボトルを流路系リザーバー B 上に置き、サンプルラインが 2 回パージされたことを確認します。
3. API ガスをオンに切り替えます。
4. 装置を[Operate](オペレート)モードにします。
5. IntelliStart メニューをクリックします。
6. 図 34 に示されているように関連するチェックボックスを選択して、
装置分解能、イオン極性および装置キャリブレーションオプションを指定します。
注:Instrument Resolution(装置分解能)および Instrument Calibration(装置キャリブレーション)オプションにアクセスするために、[Instrument setup](装置セットアップ)オプションを選択する必要があります。
7. Start(開始)をクリックします。
図 34 - IntelliStart 装置セットアップオプションの指定
8. [IntelliStart Setup Parameters](IntelliStart セットアップパラメーター)ダイアログで以下のパラメーターを設定します。
[Analysis type](分析の種類):Unit Mass Resolution(単位質量分解能)
[Calibration/Resolution Reservoir](キャリブレーション/分解能リザーバー):B
Keep the HTML(HTML を保持する)チェックボックスを選択します。
図 35 - IntelliStart パラメーターの指定
注意:プリンターがインストールされていない場合は、[Print Calibration Report](キャリブレーションレポートの印刷)
チェックボックスが選択解除されていることを確認します。[Print PDF](PDF の印刷)は、
Adobe Pro がホスト PC にロードされている場合にのみ選択する必要があります。
9. Start(開始)をクリックして IntelliStart 最適化を開始します。
10. 手順が正常に完了したことを確認します([Instrument Setup](装置セットアップ)アイコンに付けられるチェックマークで示されます)(図 36)。
図 36 - IntelliStart 分解能とキャリブレーションの正常な完了
11. 関連する据付のチェックリストの説明に従って、すべての分析種類の装置分解能およびキャリブレーションを完了します。
注:IntelliStart によって作成されたキャリブレーションファイルは、C:\MassLynx\IntelliStart\Results フォルダー内の、分析の種類(例えば、「Unit Mass Resolution」(単位質量分解能))に基づいた名前のサブディレクトリーに保存されます。
追加情報
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