メインコンテンツまでスキップ
Waters Japan

Xevo TQ-S/APGC システムでレスポンスが不安定 - WKB30588

Article number: 30588To English version

症状

  • ピーク面積/強度が不安定
  • 複数のサンプルを測定するときに %RSD 誤差が高い
  • クロマトグラフィーパフォーマンスの低下 - ピークの溶出後にピークにテーリングが発生し、ベースラインが増加する

環境

  • MassLynx
  • Xevo TQ-S
  • APGC

原因

複数のサンプルの分析中に最適な APGC イオン化パフォーマンスを維持するには、イオン化コロナの条件を維持する必要があります。これを行うには、Corona Current(コロナ電流)を高い値 (20 µA) に設定し、前の溶媒の溶出時に Cone Gas(コーンガス)をゼロに設定します。これは、実験セットアップのメソッドイベントを使用してコントロールされます。

ただし、MassLynx で Xevo TQ-S システムをコントロールするには、MS 機能が取り込みの開始からアクティブである必要があります。アクティブな MS 機能がないと、メソッドイベントはアクティブになりません。

これは、SCN 986 まで(SCN 986 が含まれている)のすべての Xevo TQ-S MassLynx リリースで見られます。

解決策

最初の MS 機能が 0 分の時間から開始されること、または「ダミー」機能が時間 0 から最初の分析 MS 機能の開始までの間に開始されることを確認します。

追加情報

SCN 982 または SCN 977 を使用する Xevo TQ-XS 装置および Xevo TQ-S micro 装置は、この問題の影響を受けません。メソッドイベントは、MS 機能の動作とは独立して切り替えられます。

SCN 1012 を使用する Xevo TQ-XS は、この問題の影響を受けます。MS 機能は時間 0 から開始する必要があります。

id30588, APGC, baseline, MLYNX, MLYNXV41, SCN1012, SCN977, SCN982, SCN986, SUPMM, XEVOTQS, XEVOTQSIVD, XEVTQSMIVD, カレント

  • この記事は役に立ちましたか?