QTof に MSMS ビームがない - WKB3503

症状

• MS モードでビームがある
• MSMS モードでビームがない
• イオンエネルギー値を増加すると、MSMS ビームを回復できます。ただし、シグナル強度は予想より弱くなっています
• LM または HM 分解能を低減することによって MSMS ビームが回復した
• RF は予想値通りに調整された
• 四重極 DC 電圧は予想値
• TOF MSMS モードでサンプルイオンが観察されない
• TOF MS モードではビームが強い
• LM または HM 分解能を低減することによって MSMS ビームが回復した
• RF は予想値通りに調整された
• 四重極 DC 電圧は予想値

環境

• SYNAPT G1 QTof
• Xevo G2 QTof
• Q-Tof Premier
• Xevo QTof
• Xevo G2-S
• Xevo G2-XS
• Vion IMS QTof

原因

四重極設定はデフォルト値です

これは、ソフトウェアの再読み込みまたはアップグレード後に設定されていない場合に発生します

解決策

1. 以前の PM 時 、インストール時の情報、または画面キャプチャーから、元の四重極設定を確認します。
2. ［MS Tune］画面で、［System View］（［Setup］ - > ［System View］ - > パスワード = access）を有効にします。
3. ［Quadrupole］タブに移動し、［adjust］を選択します。
4. それに応じて［MS Tune］画面の四重極設定値を変更します。
5. 四重極設定を保存します。
6. MSMS ビームを確認します。
7. 四重極 PCB テクニカルリファレンスシート文書 (Quad PCB technical reference sheet) (715002478) に従って、ion transmission test を実行します（四重極確認手順を参照）。
8. EPC およびホスト PC 内のシステム設定を保存します。

追加情報

元の四重極設定が見つからない場合は、最寄りの Waters テクニカルサービスに問い合わせるか、適切な装置テクニカルリファレンスシートに従って、四重極を手動でチューニングします。

四重極設定確認後、設定を印刷または適切な場所に保存します。