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Empower 3 で JP s/n を計算する方法(ピーク出現範囲に中心があるブランク注入のノイズを使用しない場合) - WKB101091

Article number: 101091To English version

目的または目標

  • Empower 3 で JP s/n を計算する(ピーク出現範囲に中心があるブランク注入のノイズを使用しない場合)

環境

  • Empower 3
  • システムスータビリティオプションあり
  • ピーク出現範囲に中心があるブランク注入のノイズを使用しない

手順

1.解析に使用する解析メソッド編集画面で「スータビリティ」タブを開く

2.解析メソッド編集画面「スータビリティ」タブで以下の設定を実施後、解析メソッドを保存する
・「スータビリティ結果を計算する」にチェック
・「ボイドボリューム時間」に値を入力
・ 薬局方は「JP 日本薬局方」あるいは「全て」を選択
・「USP,EP および JP s/n の計算」にチェック
・「ピーク出現範囲に中心があるブランク注入のノイズを使用」のチェックをはずす

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3.  解析メソッド「ノイズおよびドリフト」タブで、「検出器ノイズとドリフトの計算」にチェックを入れます。
  開始時間と終了時間には、解析対象のチャンネルデータのピークが溶出していない範囲をノイズ計算範囲として指定します。
    ※各ピークの半値幅の 20 倍の範囲を自動的にノイズ範囲として設定することはできません
    ※ノイズ範囲として指定できる範囲は1箇所です。
    ※ノイズの測定範囲には 60 ポイント以上のデータが必要です。ポイント数が足りない場合結果は空欄になります。
   正しい計算が行える最小の範囲(秒) は" 60÷[サンプリングレート] " です。

    計測区間の設定は JP s/n の計算に直接関係はありませんが、開始時間と終了時間の範囲が計測区間より短い場合にはエラーが表示されるので、
 開始時間と終了時間の範囲内に収まるように設定します。
 

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4.  解析メソッドを保存し、解析を実行します。

 

 

追加情報

ピーク出現範囲に中心があるブランク注入のノイズを使用する場合については、以下の KCS 記事をご参照ください。

Empower 3 でJP s/nを計算する方法(ピーク出現範囲に中心があるブランク注入のノイズを使用する場合) - WKB87131

Empower 3 JP s/n計算で使用するノイズはどこで設定しますか? - WKB84696

 

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