Empower の溶出試験オプション - Tip 341
目的または目標
[サンプルセットメソッドウィザード]を使用して、サンプルセットセットメソッドを作成する。
環境
- Empower
- 今週の Empower Tip #341
手順
ステップ 1
プロジェクト画面の[メソッド]タブまたは[サンプルの分析]画面から、新しいサンプルセットメソッドを作成できます(図 1)。
ステップ 2
ウィザードが起動したら、[このウィザードを使ってサンプルセットメソッドを作成する]ラジオボタンを選択し、[次へ]をクリックします(図 2)。
ステップ 3
この例では、[サンプルセットメソッドの種類の選択]画面で、[LC]と[溶出試験なし]ラジオボタンを選択します。[次へ]をクリックします(図 3)。
ステップ 4
[標準試料の位置の選択]画面には、サンプルセットのどこに標準試料を注入するかを指定するためのオプションがいくつかあります。オプションを選択すると、左側の画像が変化します。例えば、[サンプルセットの最初に]を選択すると、最初のフラグが検量線に変わります。さらに、オートサンプラーで最初の標準バイアルを占める位置を選択する必要があります(図 4)。
ステップ 5
もう 1 つの例は、[全ての標準試料を平均する]です。この場合、検量線はサンプルセット全体で分析されたすべての標準試料に基づいています。この画面での選択の詳細については、Empower のオンラインヘルプを参照してください。[次へ]をクリックします(図 5)。
ステップ 6
[検量線オプションの設定]画面で、各標準試料バイアルに異なる量の分析種を含めるか(最初のオプション)、または原液の注入量を変えることで異なるレベルを作成するか(2 番目のオプション)を選択します。[標準試料のトレイ内での位置]の場合、これは前の画面での選択によって異なります。[サンプルセットの最初に]を選択した場合(図 4 のように)、すべての標準試料が最初にあるため、[標準試料のトレイ内での位置]を使用できません。他の選択肢のいずれかを選択した場合、標準試料を含むバイアルを配置する位置を選択できます(図 6)。[次へ]をクリックします。
ステップ 7
[標準試料ブラケットについて]画面で、標準試料のバイアル数、バイアルあたりの注入数、注入量、分析時間、メソッドセットを指定します(図 7)。[各グループにレベル(濃度)が何種類ありますか]は、図 6 のように[オートサンプラーを使って注入量を変え、異なった濃度の標準試料とする]を選択した場合に使用できます。それ以外の場合は使用できません。
ステップ 8
[オプション]をクリックすると、サンプル重量、希釈率、データ開始、次の注入までの待ち時間を定義できます(図 8)。[次へ]をクリックします。
ステップ 9
[未知試料の説明]画面で、サンプルのバイアル数、バイアルあたりの注入数、注入量、分析時間、メソッドセットを指定します。ここでも、[オプション]ボタンを使用すると、サンプル重量、希釈率、データ開始、次の注入までの待ち時間を定義できます(図 9)。
ステップ 10
プロジェクト内のサンプルカスタムフィールドの数に応じて、[フィールド値の入力]画面で適切な情報を指定するようにプロンプトで指示されます。例えば、図 10、図 11、図 12 の画面では、クロマトグラフィーカラム名、カラムシリアル番号、および[サンプルマトリクス](一部のアプリケーションで使用)を指定できます。
ステップ 11
[フィールド値の入力]画面で、[サンプル名]により、標準試料のルート名の入力を求めるプロンプトが表示されます。ルート名は、頭文字または末尾文字を連番で付けられます。同様に、サンプルに頭文字または末尾文字を連番で付けられるルート名を指定できます。[次へ]をクリックします(図 13)。
ステップ 12
[分析オプションについて]画面で、[分析モード]を選択し、[システムスータビリティ割り込み]モードを指定します。[次へ]をクリックします(図 14)。
ステップ 13
[サマリー]画面では、上部にサマリーが表示されます。これは、ウィザードの各画面で指定した情報に基づいています。ウィザードの完了後に[成分の編集]を表示するオプションと[オプション]ボタンがあります(図 15)。
ステップ 14
[オプション]をクリックすると、[平衡化]行などの行をサンプルセットメソッドに追加できます。これらの追加の行は、[サンプルセットの最初]、[各未知試料グループの最後]、[各標準試料グループの最後]、または[サンプルセットの最後]に追加できます(図 16)。
ステップ 15
[完了]をクリックすると、完成したサンプルセットメソッドが前面の[成分の編集]に表示されます。[成分の編集]で必要な情報を指定し、[OK]をクリックします(図 17)。
ステップ 16
[プロジェクト]画面からサンプルセットメソッドを保存するには、[ファイル] > [名前を付けて保存]を選択します。[サンプルの分析]画面からサンプルセットメソッドを保存するには、[ファイル] > [サンプルセットメソッドに名前を付けて保存...]を選択します(図 18)。
追加情報
これは、Pro または QuickStart インターフェースで実行できます。