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成分ベースの予想質量解析を実行する方法 - Tip 116

Article number: 68226To English version

目的または目標

Get Empowered! へようこそお戻りになりました。Empower クロマトグラフィーデータソフトウェアに関する前回の Empower 今週のヒント記事で、質量分析画面で特定の MS スキャンからのスペクトルを UV スペクトルと共に表示する方法を学習しました(ヒント #115)。

今週のヒントでは、予想質量解析について学びます。

Empower では、指定された質量がサンプル内に存在するかを判断するには 2 つの方法があります。サンプル中の所望の「成分」または「不純物」を特定できるため、特定の質量を探すことがあります。今回は、「成分ベースの予想質量解析」を見ていきます。

それでは始めましょう。

環境

  • Empower

手順

  1. サンプルセット(または注入)を[レビュー]に持ち込み、[メソッドセット]を開いて適用し、[解析メソッド]に移動して[MS 予想質量]タブをクリックします。
68226-01.png
  1. [成分を基にした解析]を選択し、[予想質量]または[質量]と[予想強度]を入力します。この例では、対象の化合物には、ベースピークが 621 の分子イオン、質量が 603 のフラグメントイオン、質量が 643 のナトリウム付加型イオン、質量が 622 および 644 の同位体イオンがあります。[ピークの分離]は 1 の既定値になっており、Empower が予想質量を探す範囲を設定します。例えば、質量 621 の場合、範囲は 620.5 ~ 621.5 です。予想される強度はベースピークに対する%であり、%が入力値以上の場合は許容されます。
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  1. この例では、すべての予想質量が見つけられ、予想強度は許容範囲内です。
68226-03.png
  1. この例では、予想質量の一部が見つからず、予測強度が[解析メソッド]で入力された値より低いため、Empower によってピークがフラグ付けされます。
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簡単ですね!

追加情報

  • この手順は、クイックスタートまたはプロフェッショナルインターフェイスを使用して実行できます。
  • ACQUITY QDa 質量検出器は Alliance HPLC システムと適合性があります。

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