AutoSpec 3 でのトラップ電流制限の問題 - WKB8643
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症状
- スライダーの設定に関係なく、トラップ電流が低いかゼロである
- フィラメントが 5 アンペア
- CI+ モード(エミッションコントロール)に変更すると、フィラメントから正常なレスポンスが示される
環境
- AutoSpec Premier (P)
- AutoSpec Ultima (M)
原因
イオンブロック内のトラップ穴が詰まっているか、トラップ接点自体がイオンブロックと短絡しています。
解決策
- トラップ接点(EI 内部ソースの下部の真鍮製接点)とソースブロックの間の抵抗を測定します。開回路でない場合は、ソースを分解して、短絡がないかを探します。
- この種類のエラーは、フィラメントが切れ、コイルが内部ソースに落ちて、トラップがメインイオンブロックと短絡した場合に一般的です。これは、内部ソースが 90 度回転している場合(例えば、内部ソースプローブを使用して取り外された場合)に、断続的に発生することがあります。
- 抵抗が開回路の場合は、出口プレートを取り外し、イオンブロック内側のトラップ穴を塞ぐものを探します。
- 内部ソースを分解してクリーニングします(関連記事 WKB64202 を参照)。