SFC Prep 15のGLS(Gas-Liquid Separator/気液セパレーター)内に液が溜まる - WKB109851
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症状
- SFC-PrepシステムのGLS(Gas-Liquid Separator/気液セパレーター)内に液が溜まる
環境
SFC Prep 15
SFC Prep 30
SFC Prep 100
SFC Prep 150AP
原因
GLSに液が溜まる原因は多岐にわたります。
- CO2ガスの残量が少ない
- Co-Solventポンプの送液量(比率)が多い
- 有機溶媒の粘性が高い
- 水が混在している
- CO2ポンプが稼働していない。
- MBPRの圧力値が低い
解決策
GLS内部に液が溜まっている様子が見受けられた場合は下記の内容を確認することが必要となります。
上から簡単に確認できるものから記載しています。
- GLS(気液セパレーター)の内部圧力計(MBPR)の数値を確認します。GLS内部の侵入した液体はGLS内部圧力によって排出されます。 MBPRの圧力が40psi以上あることを確認します。測定条件により、MBPRの圧力は変化しますが、通常測定条件であれば20psiを下回ることは ありません。
- Co-Solventポンプの送液量(比率)が多くなると必然的にCO2の流量が減ります。それに伴い、GLSへ侵入する液体量が増えます。GLSに侵入する液体量がGLSから排出される液体量を上回るとGLS内部に液が溜まり始めます。SFC-PrepシステムのCo-Solventポンプの送液量(比率)は55%までとなっております。
- 有機溶媒は種類により粘性が変わります。粘性が高い有機溶媒を使用するときはGLS内部のモニタリングをするようにしてださい。
- 超臨界システムでの水の使用は基本的に避けなければなりません。CO2(液化二酸化炭素)と水は混和することができないため、詰まりと同じ状態が発生します。現在での水の使用は最大で5%までをシステムの動作保証をしております。
追加情報
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